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おいしいみかんを外見で見極めるには? 失敗しないみかんの選び方を生産者に聞いてみた

  • 2020年12月25日
  • レタスクラブニュース


みかんがおいしい季節がやってきました。

我が家は毎年冬になるとみかんを必ず常備し、子どもと一緒に暇さえあれば食べているほどみかん好き! だって果物はたいてい“皮をむいて、カットして、皿に盛る”というひと手間が必要ですが、みかんは「はい、どうぞ」と手渡すだけ。仕事に家事に育児に…ととにかく忙しない我が家にとって、かなり助かる“時短果物”というワケです。

でもスーパーに行くといろんな種類のみかんが並んでいて、一体何を選んでいいやら…。いつもなんとなくそこそこ安くておいしそうなモノをカゴに入れています。だから中にはハズレもあり、大量に買っちゃったのにどうしよ~う!なんてこともしばしば。

そこで、もうみかん選びに失敗しないために、選び方のコツを調べてみました!

まろやかで芳醇な味わいは、農家の貯蔵技術にあり!

日本におけるみかんの代表的な産地といえば、和歌山、愛媛、静岡の3県。比較的暖かい気候の地域で作られています。

その種類は…温州みかんだけでもなんと100種以上! スーパーにいろいろな品種が並んでいるのも納得です。

温州みかんの旬は冬なのですが、その収穫は霜が降りる12月ごろまでには終えるのだそう。でもみかんって春先くらいまで手に入りますよね。
なぜかというと、これは生産農家が収穫後にみかんを貯蔵しているからなんだそうです。農家それぞれに独自の貯蔵技術を持っていて、温度や湿度を調整しながら保存性を高めているんだとか。だから12月以降もみかんを出荷できるんです。

じゃあ年明け以降に出回るみかんは新鮮味に欠けるってことか~、と思ったらそれは大間違い!

貯蔵によって熟成が進むうちにクエン酸が分解されて酸味がまろやかになり、芳醇なみかんに。新鮮なものよりもむしろ適度に熟成したみかんのほうが、果肉の状態がいいんです。


みかんといえば、ビタミンを豊富に含んでいることでもおなじみですよね。我が家がみかんを食べている理由は、まさにコレ。おいしさももちろんですが、不足しがちなビタミン補給にみかんは本当に手軽な食材なんです。

そして「じょうのう」と呼ばれるみかんの小袋の部分には、整腸作用のあるペクチンが豊富。胃腸の弱い私にとっても、これはうれしい効能です。みかんは薄皮をむかずに袋ごと食べるのがおすすめですよ!

甘くて濃厚なみかんを見極めるには「皮」と「ヘタ」を見よ!

ではおいしいみかんはどうやって選べばいいのでしょう? 静岡の特産品「三ケ日みかん」の生産者に聞いてみました。

まず果皮の色が濃いオレンジ色であること。薄い色よりも濃い色の方が太陽をたっぷり浴びて甘くなっているんだそうです。果皮の表面はゴツゴツしていないなめらかなものの方が◎。表面のつぶつぶ(「油胞」といいます)が多いみかんは、枝の先端で垂れ下がった糖度の高いみかんだといいます。

そして「完熟」を見極めるには、ヘタの部分に注目を! 鮮やかなグリーンよりも黄色みがかっているものが、完熟のサインです。



太陽の恵みをたっぷり受けているから、甘くて濃厚!

さて、今回おいしいみかんの選び方を教えてくれた農家のある静岡県浜松市三ケ日町は全国でも有数のみかんの産地。でもなぜ浜名湖の北側に位置する三ケ日町でみかんが盛んに作られているかというと…?

日本でもトップクラスの日照量を誇るから!!

降水量が少なく、水はけのいい砂泥質のなだらかな丘陵地がみかんの栽培に適しているんです。天然の日差しを存分に浴びて育ったみかんは糖度が高く、コク深い味わいに。日照量が多い=長期にわたってみかんを出荷できるため、三ケ日町は普通温州みかんの産出額が日本一なんだそうです。

輪切りにしてみると…みずみずしい果肉がぎっしり!


甘く濃厚ながら適度に酸味があり、とにかく「おいしい!!」の一言に尽きます。三ケ日みかんには血圧を下げる機能がある「GABA」も含まれているそうですよ。

ぐっと冷え込むこれからのシーズンは、体調を崩しやすい時期。家族の健康も考えて、そろそろ我が家でも”毎日みかん習慣”を始めたいと思ってます。今冬は贅沢に三ケ日みかんを箱で取り寄せちゃおうかな♪ 三ケ日みかんには、ストレート果汁を封入したジュースやゼリーなどのオリジナル商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。

みかんはカラダにいいことがいっぱい! みなさんもみかんでおいしく栄養チャージしてみてくださいね。

文=齋藤久美子

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