週初めに買い揃えた野菜も、週の後半になるとだんだん元気がなくなっちゃう...。
そんな方にぜひお伝えしたいのが、野菜の鮮度を長く保つコツ。これで、木、金でもフレッシュなサラダが食べられますよ♪
「うちにある食材でのりきろう」連載第8回目は、 いたみやすいねぎやきゅうりなどの保存方法と漬け保存レシピをお届けします。
▷教えてくれた人
関岡弘美さん
誰でもおいしく作れる、分かりやすい料理で人気の料理研究家。実家は農家で、野菜をムダなく使い切るハートとワザはピカイチ!
万能ねぎ
湿ったペーパーで、根元を保水せよ!
今までは2〜3日でしんなり → 7日たってもシャキッ!
袋を下から開けて、根元を軽く湿らせたペーパータオルで巻いてゴムでまとめ、再び袋へイン。開けた部分を折ってゴムでまとめて乾燥を予防し、根元が下になるように斜めに立てて野菜室へ。
湿ったペーパータオルで巻いたら……。
元の袋に入れればOK!
きゅうり
1本ずつ包み、立てて野菜室へ!
今までは2〜3日でしおしお → 7日たってもハリツヤ〜
水分が多く、低温を嫌うきゅうりは、ペーパータオルで1本ずつ包んでからポリ袋へ。野菜室に入れるときは、育っていたときと同じ状態を保つように、深めの保存容器などに入れて立てて保存を。
きのこ
ペーパータオルで水けを吸収!
今までは4〜5日でしなしな → 10日経ってもピン!
べちゃっとしやすいきのこは、水けを防ぐのがキモ。しいたけやしめじは、包装をはずして、パックに入れたまま乾いたペーパータオルで上面をおおってポリ袋に入れればOK。えのきたけは、ペーパータオルで包んでポリ袋へ。いずれも野菜室で保存を。
ペーパータオルでくるり...
ポリ袋に入れて...できあがり!
パックのままでセミドライにしても
きのこは少しの乾燥ならうまみがアップ。袋やラップをはずし、そのまま野菜室に入れるだけで、少しずつセミドライに。
きゅうりやにらは、調味料につける「漬け保存」もおすすめです!
塩きゅうり
[ 材料と作り方・作りやすい分量 ]*全量で28kcal/塩分2.0g
きゅうり2本は薄い小口切りにして保存用密閉袋に入れ、塩小さじ2/3をまぶし、約20分おく。食べるときは洗って水けを絞る。冷蔵室で4〜5日もつ。
洗って水けを絞り、削りがつおをふったり、ごま油や甘酢と混ぜても。
にらじょうゆ
[ 材料と作り方・作りやすい分量 ]*全量で190kcal/塩分13.1g
にら1/2わは5mm幅に切って保存容器に入れ、しょうゆ大さじ5、ごま油大さじ1を加えて約1時間漬ける。冷蔵室で約7日もつ。
冷ややっこにのせたり、納豆に混ぜたり、ゆでた豚肉にかけて。
* * *
漬け保存は、あと一品ほしいときに大活躍! いろんな食材に合わせて好みにアレンジできる楽しさもあるからオススメですよ。
次回は、お肉の上手な保存方法です。調味料1つ混ぜたりぬったりするだけの、その名も「ズボラ冷凍」のワザをお楽しみに!
<レタスクラブ20年9月号より>
調理/関岡弘美 撮影/木村 拓 スタイリング/久保田朋子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子
【レタスクラブ編集部】