サイト内
ウェブ

今年の一皿「鶏むね肉」を使った、疲労回復サポートレシピ

  • 2017年12月22日
  • Life & Aging Report

2017年の世相を表し象徴する食として「今年の一皿」に選ばれたのが、「鶏むね肉」です。高タンパク低脂質で、しっかりとした身体作りに役立つ食材として注目を集めました。ですが、鶏むね肉のよさは、高タンパクというだけではありません。

鶏むね肉に多く含まれるイミダゾールジペプチドと呼ばれる成分は、疲労回復に役立つのだとか。ただし、ただ鶏むね肉を食べてもダメ! イミダゾールジペプチドを効率よく摂れて、疲労回復をサポートするレシピをご紹介いたします。

■イミダゾールジペプチドって何?

イミダゾールジペプチドは、鶏むね肉に多く含まれる成分で、抗酸化作用があります。

ひとことで抗酸化作用といってもいろいろな働きがあります。イミダゾールジペプチドは、とくに疲労回復に役立つことがわかっています。

疲労の原因のひとつに、細胞が酸化することで、しっかり食べていたとしても栄養分を充分に利用できず、スムーズにエネルギーを作り出せなくなることがあります。数々の抗酸化物質のなかでもイミダゾールジペプチドは、とくに疲労に関わる細胞を酸化から守る「抗疲労効果」が高いのだそうです。

■イミダゾールジペプチドが摂れる鶏むね肉の調理法・食べ方とは?

(1)煮出してスープを飲む

ただ鶏むね肉を食べるだけでは、イミダゾールジペプチドを吸収できません。イミダゾールジペプチドは、熱湯で30分煮出すことでスープに溶け出します。ですから、鶏むね肉を食べるというよりは、スープを飲むことがポイントです。

(2)毎日続ける

イミダゾールジペプチドが効果を発揮するのは、摂取開始数日後から2週間後以降なのだそうです。ですから、疲れにくい身体を作りたい! と思っている方は、毎日続けて食べましょう。

■イミダゾールジペプチドがたっぷり摂れる疲労回復スープ

スープに栄養が出ていますが、鶏むね肉も具材の一つとして食べれば、一品でタンパク質・ビタミン・ミネラル・ポリフェノール・食物繊維が摂れるバランスのよいお食事になります。

材料

鶏むね肉 1枚
昆布 10g
ショウガ 10g
ニンニク 1かけ
水 1L
お好みの野菜

作り方

(1)野菜以外の材料を全て鍋に入れ、水から煮込み、沸騰したら火を弱め、ふつふつと沸騰している程度の温度を保ち30分煮込みます。

(2)お好みの野菜を入れ、柔らかくなるまで煮込み、塩・コショウで味を調えてできあがり。

何かと忙しい年末年始。鶏むね肉のスープを常備して、疲れに強い身体を作ってみてはいかがでしょうか。

(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)

【関連記事】
・痩せるつもりが逆効果!栄養士が教える「太りやすい食事法」
・おにぎり&スープは痩せにくい!?ランチ選びの落とし穴3つ
・養蜂を見極めて!美容家が本当に食べている「ハチミツ」3選
・止まらない食欲に!栄養士が教える「食べ痩せ」ポイント3つ

【参考】
※イミダゾールジペプチドの効果的な摂取法 – 日本予防医薬

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C) 2024 Life & Aging Report. All Rights Reserved.