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野菜や果物をインテリアグリーンに取り込む!アレンジ集

  • 2016年4月22日
  • インテリア・グリーン・スタイル

赤ピーマン ピーマンのカラフルな螺旋階段

熟れかけて、色づき始めたピーマンの色をグラデーションにして、段階をつけて配置した遊び心いっぱいの作品です。

鮮やかなピーマンが引き立つように、レモンイエローのグロリオサ、バラを合わせ、足元は鮮やかなオレンジのカラーサンドで仕上げました。ピーマンの下にゲーラックスを敷くことで、全体が引き締まります。

ポイントレッスン

① 強い色を見せる時には、同系色でまとめた方が落ち着く。今回は赤、オレンジ、黄色で。

② グロリオサは葉を取り、それぞれのピーマンの高さに合わせてステムで動きを見せる。

[ Flower&green ] バラ、グロリオサ“ルテア”、ゲーラックス

ヘチマ トロピカルナーベラー

沖縄ではヘチマは「ナーベラー」と呼ばれ、日常的に食卓に並ぶ野菜の一つです。そんな沖縄で親しまれている様子をイメージして、トロピカルに仕上げました。緋色のような情熱的なケイトウの花でバスケットにうねりが作られ、動きが楽しいデザインです。

[ Flower&green ] ケイトウ“キャッスルオレンジ”、スプレーバラ、モントブレチア、レザーファン、グリーンネックレス(斑入り)

ポイントレッスン

① ケイトウの花は時間が経つとぽろぽろと落ちてしまうので、フォームはきっちりレザーファンで覆う。

② ヘチマは竹串を2本使って、下向きにしっかりと固定する。

ドラゴンフルーツ 紅色のキュートなドラゴンのプレートアレンジ

ドラゴンフルーツの竜の鱗のような突起を意識し、合わせる花材にもドラセナやグレビレアなどの葉物を。中心のドラゴンフルーツから、たくさんのグリーンや花々が動き出していく様子がキュート。

[ Flower&green ] バラ、グレビレア“ポーリンダームド”、スモークツリー、ロフォミルタス、ドラセナ“コーディラインレッド”、ニッポデューム

ポイントレッスン

① 花材の色はドラゴンフルーツの色と合うように、濃い赤やピンク、茶などをメインに。

② プレートアレンジは平になりやすいので、グリーンで動きとボリュームを出す。

モーウィ 素材の形を生かして

沖縄野菜の「モーウィ」をメインに使ったデザインです。この野菜は赤瓜または赤毛瓜と呼ばれる瓜の一種。赤茶色の皮に網目状の模様が特徴的で、乾いたような質感が独特で面白みを感じる素材です。そんなモーウィの皮と質感が楽しめるように、ワインレッドの花材で面を作り取り囲んでいます。また、お尻の部分が可愛らしいので、高さをつけて強調しました。

[ Flower&green ] バラ、スプレーマム、ヤマシダ

ポイントレッスン

① バラとスプレーマムはきっちりグルーピングして面を埋めていく。ただ、平面的になりすぎると面白みにかけるので、少し高低差をつけて。

② 花器に対しモーウィが大きいので、配置に気をつける。またヤマシダで高さと幅を出して全体のバランスを取る。

arrangement Shinichi Nagatsuka
photo (C) Tomoyuki Sasaki, Seibundo-Shinkosha

 

出典元:書籍『ベリー・フルーツ・季節の実ものフラワーアレンジ講座』

季節によって植物の実の色合いや種類が変わる日本。ベリー、フルーツ、野菜などを含めた、実ものをフラワーアレンジメントに取り入れることで、季節感はもちろん、空間のひろがりや豊かな表情をフラワーアレンジメント作品に与えることができます。難しそうに感じられる植物の実の扱いですが、コツをつかみ、基本の形を理解することでぐんと身近なフラワーアレンジの素材になります。フラワーデザインの中で素材としてよく使われ始めている野菜、フルーツなどを含め、古来より生け花に使われてきた枝つきの実の使い方や、クリスマスリースなどにも使われる人気のベリー系花材など、さまざまな空間を彩る数多くの作品を、作り方など詳しい解説とともに紹介。著者が追求してきた、花材をもっと気軽に使いこなすためのより実践的なテクニックやコツを惜しみなく公開します。知っておきたい実の扱い方の基本知識や、フラワーアレンジメントに使用できる実物集も収録。すぐに使えるアイデアが満載の、充実の1冊に。誠文堂新光社刊

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