土のない所で栽培できる植物として、エアープランツは注目されています。
育て方に関しての知識がない人も多く、殆どが放っておいても育つのではという意見ばかりです。
ですが勿論、水を与える必要があります。
そんなエアープランツの栽培方法をご紹介します。
最も注意する点は知らぬ間に枯れてしまっている。つまりは、ミイラ化してしまっていることが多くあります。
エアープランツは、空気中の水分を取ることで、自然で生存していますが、特に室内は乾燥しやすい状況を作り上げやすいです。
特に冬の乾燥、夏場の冷房による乾燥がかなり効くため、ダメージを引き起こさないようしっかりと水分を与える必要があります。
では、水やりに関して触れていきます。
軽視されがちな水やりこそ、栽培する際に最も徹底しなくてはいけません。
大きく分けて、ミスティングとソーキングの2種類になります。
ミスティングとは、霧吹きでの水分の吹きかけを指します。
基本的に週に2回行います。乾燥によっては回数を増やす必要があり、雨の日などの湿度の高い場合は逆に控えます。
次にソーキングですが、これはまるごと水につけることを指します。
1ヶ月に1度程度で、4時間程度浸します。
その時、薄めた液体肥料を混ぜておくのも状況によっては有効です。
購入時にもすぐにソーキングしておいたほうが良いです。
枯らしてしまった場合、葉が戻ることはないため、枯れた部分は他の葉にも影響するので切り取っておきます。
また、夏場の蒸れでの根腐れを起こすこともあるので、風通しの良い場所に置くなどの対策をしておく必要があります。
他にも害虫が寄り付くことも多いため、定期的な手入れをする必要もあります。
エアープランツは、水との関連がなさそうな植物に見える反面、水が最も重要な要因となっています。
他の植物と違い、土づくりや固定肥料の供給ができないという点が見えれば、どれだけ水が重要になるかがわかります。
やり過ぎにも注意ですが、乾燥具合を確認し、室内にあった水やりをすることが大切になります。
※トップ画像はPhoto by デジコタさん@GreenSnap