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Vol.26 BLUE x 5 = Musabi Live !

  • 2013年1月17日

 この連載を昨年の今頃にスタートし、2年目に突入しました。
いつも読んでくださっている皆さん、これからもどうかよろしくお願いします。普段は環境にまつわることを書いていますが、本業はミュージシャンなので、今回は音楽のことを書こうと思います。というのも、もうすぐ僕としては2年半ぶりのCDが出来るのです。

 2月14日にHARCO+カジヒデキ+河野丈洋(GOING UNDER GROUND)という3人の名義でのアルバムをリリースします。そこにはまず、すでにこの名義で配信限定で発表していた「BLUEx4」「Lonesome Trip」「Cookie」の3曲を収録(YouTubeに3曲のプロモーション動画があります)。残りは昨年の10月27日に武蔵野美術大学で行われた芸術祭「MAU FOCUS 2012」に出演したときの模様が収録されています。

BLUE x 5 = Musabi Live ! 

 アルバムタイトルは「BLUE x 5 = Musabi Live !」(ブルーバイファイブイコールムサビライブ!と読みます)。名義は3人ですが、レコーディング・ライブ共にギターの石本大介くん、マリンバや鍵盤などでシーナアキコさんがサポートしてくれています。この”5人で作った音”という意味を込め、曲名の「BLUE×4」からつなげてアルバムタイトルにはあえて「5」という数字を使いました。

 カジヒデキさんのことは「カジくん」といつも呼んでいるのですが、ポスト渋谷系と言われた僕がその動きに追い付けないくらい、いつもフレッシュな元祖渋谷系の先輩です。今まではCMソングなどでコラボレーションさせてもらったほか、昨年はライブツアーのサポートキーボードを僕が担当させてもらいました。

 新しい音楽やファッションに常に敏感でありながら、80'sのネオアコースティックというルーツにきちんとこだわりを持っているところも尊敬しています。ロンドンによく行かれていたカジくんですが、常にジェントルなその人柄に好感を持っている人は多いと思います。

 一方、後輩の河野丈洋くんのことは名前の「丈」を取ってジョーくんと呼んでいます。ドラマーとして在籍しているバンド GOING UNDER GROUNDでも以前からキーボードを弾かせてもらっているので、年中顔を合わせる間柄でもあります。

 ジョーくんは自分の歌うソロアルバムもリリースしていて、かつて僕とふたりきりで弾き語り全国ツアーの旅に出たこともありました。文才があって詩もエッセイも面白いうえに、お酒が強く、いつも打ち上げでビールを10杯くらい飲んでいる印象があります。と書くとまるで無頼派のようですが、むやみに焦らずのほほーんしているところが頼もしくもあります。

BLUE x 5 = Musabi Live ! 

 そんな僕の大好きな先輩と後輩を誘って組ませてもらったピアノトリオ。ソロのときとは違って、作詞作曲を振り分けたり、ライブではお互いのオリジナルを持ち寄ったりと、1枚のCDのなかでそれぞれの個性を共有できました。それがつまり「バンド」だと思うのですが、音楽における「シェアリング」はこうやって世界中でごく自然に起きているということを、このアルバムで実感してもらえたらと思います。

 この「BLUE x 5 = Musabi Live !」は、僕のホームページおよびライブ会場での販売になります。また、1/31までいろいろな特典付き予約も受け付けています。詳しくはこちらをどうぞ。来週からは昨年の12/24に行った「きこえる・シンポジウム 2012 冬」の模様をお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。


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