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このコンテンツは、地球・人間環境フォーラム発行の「グローバルネット」と提携して情報をお送りしています。

第85回 マイボトル・マイカップでごみを減らそう!

  • 2011年2月10日

特集/マイボトル・マイカップでごみを減らそう! グローバルネット編集部

 循環型社会の構築に向けて、リデュース、リユース、リサイクルの3Rの取り組みが不可欠です。その中でも、原材料の使用量を減らすリデュースと、再使用を意味するリユースに優先して取り組むことが求められています。

 身近でできるリユースの取り組みとしては、マグカップや湯飲みなどをマイカップとしてオフィスなどで使用することや、水筒やタンブラーなどをマイボトルとして携帯し、中に好みのドリンクを入れたり、コーヒーショップやお茶屋さんで給茶したりすることがあり、使い捨て容器のごみを削減することができます。

進化したマイボトル

 現在、マイボトルは種類やサイズが多様になり、デザイン性の優れたボトル、保温・保冷機能をもちながらコンパクトなボトル、ステンレスやプラスチック製の軽いボトルなど、さまざまなボトルがあります。また、ボトル洗浄用の筒型のブラシや専用洗剤などもあり、簡単に手入れができるようになっています。

 全国魔法瓶工業組合によると、携帯用ステンレス製魔法瓶の出荷数は右肩上がりで増加しており、2002年に約587万本だった出荷数は、2009年は約1,079万本になりました(図)。

ステンレス製まほうびん(携帯用)出荷数量
作成=ポンプワークショップ

 2009年5月に発表されたミツカンによるオフィスの飲料事情調査を見ると、オフィスにマイボトルでマイドリンクを持参している20代の男性は二人に一人いることが明らかになっています。持参し始めた時期を見ると、1年?半年前の期間が大半を占めたことからも、ここ数年でマイボトル・マイカップを使用するライフスタイルが急速に浸透していることがわかります。また、マイボトル持参の理由をみると、節約という回答が最も多く、好きな飲み物を飲みたいから、ごみを減らすため、健康に配慮という理由が続きました。

 節約志向と健康志向の高まりともあいまって、マイボトル・マイカップの持つ環境への思いやりと、機能性が注目されています。

マイボトル・マイカップキャンペーン

 環境省が始めたマイボトル・マイカップキャンペーンは、マイボトル・マイカップが使いやすい社会づくりについての取り組みを応援し、関連する情報などを提供し、多くの人にマイボトル・マイカップの利用を進めてもらうことを目的にしています。

 2010年6月5〜6日に、東京の代々木公園で開催された環境省主催のエコライフ・フェアでは、マイボトル・マイカップキャンペーンのブース出展を行い、マイボトル・マイカップの持参者にお茶のサービスを行いました。2日間で約3,000人が、愛用するマイボトルやマイカップを持参して給茶に訪れました。また、フェリス女学院大学、横浜市立大学、大阪大学で実証実験を行いました。

 本キャンペーンでは、WEB(http://www.re-style.jp/bknbr/mybottle/index.html)を立ち上げ、情報発信、参加団体の募集を行っています。ぜひ、ご覧ください。 (グローバルネット編集部)

(グローバルネット:2010年8月号より)


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