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AIが日常に入り込む。「AQUOS R10」は、日々の生活を充実させてくれるスマホ

  • 2025年5月29日
  • Gizmodo Japan

AIが日常に入り込む。「AQUOS R10」は、日々の生活を充実させてくれるスマホ
Photo: 三浦一紀

本日、SHARPからハイエンドスマホの新製品「AQUOS R10」が発表されました。発表会に参加してきましたので、簡単にファーストインプレッションをお届けします。

サイズ感はちょうどいい

ディスプレイは約6.5インチのフルHD+(1080×2340ドット)Pro IGO OLEDディスプレイを搭載。重量は約197gとなっています。結構大きいかなという印象でしたが、手に取ってみると意外としっくりくるサイズ。それほど大きいとか重たいとか感じません。ちょうどいい感じでした。

背面 横から 底面。(左の穴はUSB-C端子ではありません)

一時期、小さめサイズのスマホが流行りましたが、最近は大きめサイズが人気のよう。このくらいのサイズが、今の時代にはフィットしているのかもしれませんね。

ディスプレイ&サウンドをチェック

ディスプレイのリフレッシュレートは、1〜240Hzの可変駆動となっており、スクロールをしたときのヌルヌル感はさすが。ついつい訳もなく画面を高速スクロールしたくなります。

輝度は最大3,000nit。前モデルにあたるAQUOS R9が2,000nitなので、1.5倍の輝度となります。

実際に比較してみたところ、一見してわかる違いではないのですが、よく見てみるとAQUOS R10のほうが明るいところはより明るく、暗いところはより暗く、というようにコントラストが高く深みのある印象でした。

また、あらゆる動画をHDR化してくれる「バーチャルHDR」という機能も搭載されています。これを使えば、ほとんどの動画を鮮やかに再生することができるでしょう。

サウンドに関しては、大幅にブラッシュアップ。大型のスピーカーBOXが上下に配置されていますが、上部にはフルメタルBOXスピーカーを配置。これにより、臨場感溢れるサウンドを楽しめます。

実際にAQUOS R9と聞き比べたところ、かなり違います。AQUOS R10のほうが奥行き感のあるサウンドでした。スマホのスピーカーとしてはかなり高音質です。ゲームや映画などがさらに楽しくなりそう。

くわえて、小音量時でもグッドサウンドが楽しめるよう、低域・高域の音質を制御してくれる機能もあります。大きな音が出せない環境で、いい音が楽しめるのはいいですね。

カメラはライカが監修

カメラ部は、標準カメラと広角カメラという構成。標準カメラは有効画素数約5030万画素の1/1.155インチCMOSに23mm相当、F1.9のレンズ、広角カメラは有効画素数約5030万画素のCMOSに13mm相当、F2.2のレンズとなっています。

カメラはライカが監修を担当。14chスペクトルセンサーを新たに搭載したことで、色味が難しい室内での撮影でも、自然な色合いでの撮影が可能です。

実際に撮影した画像を見ることはできなかったのですが、サンプル写真を見るに、癖のない画質という感じ。暗部ノイズの低減されているということで、夜間の撮影でも威力を発揮しそうです。

動画に関しては「Dolby Vison」による鮮やかな色彩での撮影が可能。AIが被写体の動きを予測して追尾するオートフォーカスは、動画・静止画ともに有効となります。

AQUOS R10はAI機能も充実。カメラ関連では、AQUOS R9に搭載されていた、料理撮影時の影を自動的に消す機能のほか、新たに「テキストの影除去」モードも搭載。

書類に影がかかった状態で撮影 影の部分だけ影が消える

これは、書籍や雑誌、書類など文字の多い被写体を撮影したときに、映りこんだ影を自動的に消してくれる機能。これがなかなかに強力。書類などをスマホで撮影する機会が多い人は、この機能は重宝するはずです。

意識せずに使えるAI機能

AI機能は、通話時も威力を発揮します。通話時に、生成AIが会話中のキーワードを自動抽出してメモに残し、通話終了後にキーワードをリスト化して表示。また、メモに日時が入ってた場合は、カレンダーへの登録を提案してくれます。

このカレンダーへの登録、とても便利そう。電話で聞いたスケジュールをカレンダーに入力するのって、結構面倒だなと感じていたので、神機能かも。

もちろん、迷惑電話対策もAIがバッチリ行なってくれます。SHARPは「半歩先行くモバイルUX」を謳い、ユーザーが意識せずにAI機能を使えるように配慮しているとのこと。どんどんAIが身近になってきたなという感じがします。

発売は7月上旬。お値段約10万円から

Image: SHARP

AQUOS R10は、カシミヤホワイト、チャコールブラック、トレンチベージュの3色展開。発売は7月上旬の予定となっています。

NTTドコモ、ソフトバンクで発売されるほか、SIMフリーモデルもあります。SIMフリーモデルの予想販売価格は、256GBモデルが約10万円、512GBモデルが約11万円です。

正直、デザインや機能に尖ったところはありませんが、長い間使える充実した機能を詰め込んだ機種という印象。価格も性能からすれば安価に感じました。

SHARPだけどシャープじゃない、マイルドで安心感の高いスマートフォンです。

Source: SHARP

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