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歴史あるクラシカルな喫茶室・銀座ウエストで伝統の生ケーキをいただく

  • 2023年3月26日
  • ことりっぷ


銀座の外堀通りに面したお店ながら、木製のドアをくぐった先にある喫茶室は、古き良き時代が偲ばれるレトロな空間。大人の社交場として昔から利用されてきた「銀座ウエスト本店」には、伝統あるスイーツが豊富です。昔ながらのドライケーキや、毎日20種類ほどが並ぶ生ケーキ、おみやげには、何層にも織り込んだリーフパイなど、どれも魅力あるものばかり。メニューをチェックしてから出かけましょう。
1947(昭和22)年に創業した銀座ウエスト本店。半年後には喫茶室として生まれ変わりました。
翌年から始めたという「名曲の夕べ」は、クラシックレコード音楽のプログラムをあらかじめ組んで、解説をつけてお客様にご案内をするなど、当時では画期的な取り組みを行っていました。いつしかそれが世間に伝わると、音楽好きの人たちや文化人が集まる社交場として、賑わっていたそうです。入口を入ったすぐ横には、昔使用していたというクラシックレコードが壁一面のキャビネットに収納されています。店内のデザインはクラシカルな伝統建築が今も残され、壁際に飾られた銅像にも歴史を感じます。各テーブルの真っ白なクロスや、イスのヘッド部分にかけられたリネンが清潔感を醸し出します。
喫茶で生ケーキをオーダーすると、ずらりと生ケーキが並ぶケーキ台を席まで運んでくれるので、実際のケーキを見ながら食べたいものを選べます。旬のフルーツを使ったショートケーキから、ココアとバタースポンジがモザイクになった人気のモザイクケーキ、レアチーズケーキやモンブランなどの定番ものから、喫茶内限定のミルフィーユまで、約20種類が用意されています。喫茶内限定で、ドリンクとセットになったケーキセットは、ドリンク料金にプラス385円〜(ショートケーキはプラス495円)で好きなケーキを選べます。どれも魅力的なものばかりなので、あれこれ迷ってしまいそう。
春にはいちご、初夏にはしまなみレモン、秋にはりんごなど、旬のフルーツを使った生ケーキやパイは、必ず食べたいメニュー。仕入れをした旬のフルーツは、パティシエが毎回味見をして、最もおいしい時期にしか使用しないという徹底ぶり。そのため、年によって限定フルーツメニューが早く終わってしまうこともあるので、お気に入りのフルーツは早めに食べるのがおすすめです。
季節限定メニューには、それぞれの季節でおいしいフルーツを使ったミルクジュースや、サンデーがあります。冬~春の限定メニューで使われているのはいちご。ミルク感たっぷりのコクのあるバニラアイスクリームに、まっかないちごが惜しみなく飾られたストロベリーサンデーは、人気のメニュー。バニラアイスと、甘みを抑えた生クリームにいちごの酸味が加わって、心地よい味わいです。こちらもフルーツが最もおいしい時期限定なので、お早めに。
1962年の西銀座地区地下鉄工事の影響で喫茶を訪れるお客さまが激減。そこで生まれたのが持ち帰りができ、日持ちのする缶入りクッキーでした。これが1962(昭和37)年のことで、現在まで人気を誇るドライケーキ・ヴィクトリアの始まりだったのです。フリル状のかわいらしい形状のタルト生地の上に、国産いちごの種を取り除いてつくるジャムがたっぷり。鮮やかなルビー色のジャムはショーケースでもひと際目を引きます。おみやげにも人気ですが、ここ銀座本店では喫茶室で食べることも可能。店では温かいヴィクトリアを食べることができ、このメニューもリピーターさんたちに好評といいます。是非一度、温かいヴィクトリアをコーヒーと一緒にいただいてみては。
銀座ウエストの代表的なお菓子のひとつリーフパイは、国産のフレッシュバターを使い、職人が小麦粉の生地を256層にも織り込んだ手づくりのもの。サクサクした食感で、バターの風味がたまりません。リーフパイとドライケーキのヴィクトリアが詰まったセットや、ドライケーキの詰め合わせなど、持ち帰り用のギフトセットは大きさや種類が豊富に揃います。喫茶室で生ケーキを食べて、帰りにドライケーキをおみやげに。また、お友だちへの手みやげにしてもきっと喜ばれます。

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