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横浜の名所・銀杏並木から生まれた「ホテルニューグランド」のさくさくリーフパイ

  • 2023年1月9日
  • ことりっぷ


スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。寒い日が続いて自然とおうち時間が増えるこの季節、おすすめしたいのがコーヒーや紅茶の焼き菓子。ふくよかな香りと焼き菓子特有の温かみがもたらすハーモニーは、ほっこりと幸せなひとときを約束してくれますよ。今回は「ホテルニューグランド」のリーフパイをご紹介します。
1927年開業の長い歴史をもつ「ホテルニューグランド」は、横浜を代表するクラシックホテル。その目の前にある山下公園通りは、「日本の道100選」や「かながわ景勝50選」に選ばれるほどの銀杏並木が美しいことで知られています。春夏は新緑がまぶしく、秋は鮮やかな黄金色に色づき、冬は葉が落ちて“黄色い絨毯”の上を散歩するのも特別なひととき…と、季節とともにある横浜の情景から2022年9月に誕生したのがリーフパイです。
パッケージは“ニューグランドブルー”と呼ばれている洗練されたブルーが基調になっています。シンプルながら上品さを感じられ、ギフトに選んだらきちんとした印象を与えてくれそうですね。
個包装のパッケージにプリントされたイチョウは「長寿」の花言葉をもち、縁起がいいことで知られています。大切な方への贈り物にはもちろん、個包装なので大人数に配る手みやげとしても重宝しそうですよ。
平たく親しみのあるルックスのパイには、なんと国産の銀杏の粉が入っています。しかし味わいに大きな影響はなく「横浜市民の木として親しまれている、山下公園通りの銀杏並木を連想できるような商品を展開したい」というホテルの強い想いから生まれたアイデアなのだとか。
国産バターを使用して約1250層に折り重ねた生地を、まずは高温のオーブンに入れ、状態を見ながら低温でじっくりと焼成。かじるとサクサクと小気味よく音を立てて崩れ、表面にたっぷりまぶしたザラメのザクザクした食感も重なって、心地いい⁡リズムを奏でます。
上品な甘さが誰からも愛される「プレーン」と、ホテルオリジナルブレンドティーの茶葉を混ぜ込んだ「紅茶」の2種類があります。特におすすめの「紅茶」は、セイロン紅茶をベースに、コーンフラワーやマリーゴールドのハーブをブレンドした茶葉をそのまま練り込んで焼き上げているので、気品のある香りがふわり。ザラメが溶けてほんのりとした甘さが伝わり、バターの香りと共に満たされます。
「ホテルニューグランド」のスイーツというと、同ホテル発祥のプリン・ア・ラ・モードのイメージが強い方が多いと思いますが、伝統や歴史を大切にしつつ新しい挑戦をしています。横浜を感じられる新生リーフパイも、きっと長く愛され続ける菓子になるでしょう。

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