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賀茂川の桜もご馳走♪ 京都・上賀茂「きらきらひかる」のお野菜ランチ

  • 2022年3月21日
  • ことりっぷ


哲学の道、嵐山など、京都でもとりわけ美しいのが水辺の桜。その中のひとつ、賀茂川の桜並木を特等席で眺めつつ、おばんざい料理が味わえる「きらきらひかる」は、春になると予約が殺到するといいます。まだ観光客にはあまり知られていない洛北の桜と、野菜をメインにしたヘルシーなランチを楽しんでみませんか?
「きらきらひかる」へは、京都駅からバスで約50分の上賀茂菖蒲園町で下車、賀茂川へ向かって進み、上賀茂橋の手前を右に折れ4軒目です。階段を上ると、桜の花で覆われた屋上庭園が。テラス席ではお花見ランチができそうですね。
店内で目をひくのは、賀茂川に面したカウンター席。春夏秋冬それぞれの表情を見せてくれる賀茂の流れですが、やはり桜の季節の眺めは格別です。窓には、大きな1枚もののガラス窓がはめ込まれており、パノラマ絶景が広がります。
「ここから賀茂川を見ると、水がきらめいて綺麗でしょ。」と店主の田中さん。店名の「きらきらひかる」はそこからきたそう。建築家でもある御主人が設計した店内は、席間がゆったりとってあり、奥の席からも桜を眺めることができます。
また、グランドピアノのある店内では、ライブコンサートをすることもあるそう。壁には、ライブの出演者のサインが無数に記されています。
おなかがペコペコになったら、ぜひ味わいたいのが和のランチ。数種のおばんざいと、天ぷら、お刺身が盛り合されたお膳です。肉や魚は使われておらず、お野菜が天ぷらやお浸し、煮物などオーソドックスな形でたっぷりいただけます。
赤い小皿には、京都らしく生湯葉のお造りや、手作りのもずく蒟蒻といった珍しいものも。お米は知り合いの農家から分けてもらっているそうです。
使われる野菜は日々変わりますが、大地の栄養をたっぷりもらった味の濃いホウレンソウや、惜しみなく昆布と鰹を使った出汁で薄くもなく濃くもなくいい具合に焚き上げられた煮物に大満足。野菜だけで、こんなにお腹がいっぱいになるものなのですね。
和風メニューだけでなく、カレーやオムライスなどの軽食もそろいます。カレーには、衣を付けずに素揚げにした野菜をトッピング。
天ぷらが野菜の香りをふわりと衣に閉じ込めたものだとすると、素揚げはその旨味をギュッと凝縮した味わい。菜の花はパリパリ、人参は甘く、サツマイモのように見えるヤーコンはナシのようにサクサクした食感です。気になるカレーの辛さは、最初はマイルド、後から辛みが押し寄せるタイプなので、野菜の甘味もしっかり味わえます。
お店から賀茂川に沿った遊歩道を南へ約10分行くと、しだれ桜がトンネルのように咲き誇る半木(なからぎ)の道に出ます。また、北へ約8分で「御所桜」「斎王桜」といった雅な名の銘木が彩る上賀茂神社へも行くことができますよ。
ランチだけでなく、カフェタイムにほっとひと息つくこともできる「きらきらひかる」。洛北の桜さんぽの途中に、ふらりと立ち寄ってみませんか?

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