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浅草の小路に佇む9室だけの小さなホテル「浅草楓」

  • 2022年2月28日
  • ことりっぷ


東京のなかでも伝統的建造物や老舗の飲食店が残り、下町情緒を味わえるのが浅草。2021年12月、その浅草にオープンしたホテル「浅草楓」は、フロアごとに日本の四季を表現し、9室すべてがテーマをもたせた異なるインテリア。畳敷きのスペースもあり、日本文化を感じながらくつろいで過ごせます。
浅草のシンボル、浅草寺・雷門の大提灯からのんびり歩いて3分ほど。下町商店街の雰囲気が色濃く残る小路に「浅草楓」があります。6階建ての建物は、1階がレセプションとラウンジ、2~6階が客室。江戸文化を象徴する“粋”をコンセプトに異なるインテリアでまとめられた客室は、モダンだけど遊び心があり、懐かしさや温かみが感じられるのが特徴。すべての客室に畳敷のスペースがあるので、靴を脱いでゴロンと寝転がってくつろげるのも魅力です。
すべての客室のバスルームが洗い場のあるジャパニーズスタイル。バスタブも大きめなので、足を伸ばしてゆったりお湯に浸かれますよ。
眺めのよさとともに一番の広さを誇るのが、最上階の「江戸スイート」。2間続きの畳の部屋は最大6名まで滞在できるから、女子旅にもぴったり。着物生地のクッション、かつては公家や武家の家庭で魔除けとして飾られていた江戸犬張子、浮世絵や唐紙うちわなどがインテリアとして飾られ、バルコニーとバスルームからはスカイツリーを望むことも。
バスタブ付きの広々としたマスターバスルームに加え、トイレを備えたシャワールームがあるので、グループやファミリーで滞在しても快適です。
3室あるジュニアスイートのなかで、女性に人気なのが3階の「西陣」。鮮やかな色使いは秋をイメージしたものなのだとか。畳敷きの小あがりに布団を敷けば4名まで滞在でき、おひとりならゆったりと、グループならリーズナブルにと、予算と目的に応じて使い分けられます。壁に飾られた西陣織の布を眺めているだけでも気持ちが華やぎます。
ジュニアスイートよりもう少し広めで、3~4名の滞在にぴったりなのが、デラックススイート。春をイメージした「益子」、涼しげなのにどこか温かみが感じられる「藍染」、日本が誇る伝統工芸の和紙で秋を表現した「美濃和紙」、北斎と人気を二分する浮世絵師・歌川広重の名所絵を飾った「広重」の4室があり、それぞれテーマに合わせて異なる伝統工芸品が置かれています。
お部屋の広さと間取り、家具の配置は4室ともほぼ同じなのですが、テーマによって異なるイメージなのが楽しく、季節によって違うお部屋を選んでリピートしてみるのも楽しそう。懐かしさ漂うちゃぶ台と座布団がある小上がりで過ごせば、まるでわが家のようにくつろげること間違いなしです。
1階のレセプションフロアに併設されているのが、10種類以上のフルーツサワーを提供する「楓ラウンジbyトーキョーサワースタンド」。ピンク色が美しいドラゴンフルーツサワー、竹炭を使ったレモンサワー、高知県発祥の「土佐一生姜」で作る自家製ガリのサワーなど、果肉がたっぷり入った彩りも美しいドリンクのメニューが常時10種類以上並びます。
使用するフルーツは信頼できる提携農家から仕入れたもので、スイカ、桃、ブドウなど旬のフルーツで作る期間限定のスペシャルサワーも楽しみ。お酒が苦手な人は、ノンアルコールをリクエストできるので安心です。宿泊ゲストでなくても利用できるから、浅草散策の合間に立ち寄ってみるのもいいですね。
このホテルでは環境に配慮したアメニティを取り入れ、ペットボトルフリーのために各部屋にはウォーターサーバーが備え付けられています。下町ならではの“粋”を感じさせる客室はシンプルながら居心地がよく、一度訪れたら何度でも泊まってみたくなるはず。
藍染、江戸切子など、浅草ならではの職人技を体験できる「体験教室」をパッケージにした宿泊プランや、ご近所の銭湯入浴券付きプランもあり、普段はなかなか体験できない江戸文化にぜひ触れてみてください。

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