猿をモチーフにした授与品がかわいい「日枝神社」で、まさるパワーを授かりましょう

  • 2022年2月1日
  • ことりっぷ


東京・赤坂のビル群の中に鎮座する緑に囲まれた「日枝神社」は、江戸城の裏鬼門に位置したことから、古くから江戸の鎮守として人々に親しまれてきました。縁結びや商売繁盛、仕事運のご利益があるとされ、良縁を祈願する女性からビジネスマンまで、幅広い層の参拝客でにぎわう神社には、守り神の猿をモチーフにしたかわいいお守りや絵馬がたくさんそろっています。ユニークでかわいい授与品をゲットしに、足を運んでみませんか。
東京メトロ溜池山王駅から徒歩4分。国会議事堂の西南側、坂を上った少し小高い場所に位置している「日枝神社」は、オフィス街にありながらも緑が多く、静かで開放的な空間が広がっています。神社の正面にあたる表参道の鳥居のほかに、山王橋と西参道にも鳥居があります。
神社への正式な参道である表参道にある鳥居をくぐると、「男坂」と呼ばれる勾配の急な階段があります。「男坂」の他には「女坂」と呼ばれる緩やかな坂もあるので、階段を上るのが難しい人はこちらから上ってみるのもいいかも。少し小高い場所に位置しているため上からの眺めもすてきです。
皇城の鎮として日本の中心を護っている「日枝神社」は、鎌倉時代初期に武蔵野の地を納めていた秩父重綱が、居館に山王宮を祀ったのが始まりです。その後数度の移転を経て、1659(万治2)年にここ永田町に移り、江戸幕府四代将軍・徳川家綱公の命により権現造りの社殿が建てられました。社殿をはじめとするほとんどの建物が1945(昭和20)年の東京大空襲で焼失しましたが、1958(昭和33)年に現在の姿へと再建されました。大山咋神を主祭神に、国常立神、伊弉冉神、足仲彦尊を祀っており、縁結びや商売繁盛、仕事運などのご利益があると言われています。
社殿の前には狛犬ならぬ猿をモチーフにした夫婦の神猿像(まさるぞう)が鎮座しています。これは神社の主祭神である大山咋神が山の神とされ、猿は昔から山の神の使いと言われていることに由来し、厄除や魔除、夫婦円満を願って、お参りする人が後を絶ちません。
社殿に向かって左に鎮座しているのは子猿を抱いた母猿像で、子授けや安産、縁結びや家内安全といったご利益があると言われ、女性に人気を集めています。
一方社殿に向かって右に鎮座しているのは父猿像。開運招福や社運隆昌、商売繁昌のご利益があると言われており、ビジネスマンを中心に人気を集めています。
神社には山の神の使いである神猿(まさる)をモチーフにした愛らしい授与品が多くそろっています。これらのお守りには、「まさる」という音から「勝る」や「魔が去る」などの勝運や魔除け。また「猿」を「えん」とも読めることから、猿が「縁」を運ぶとも言われており、縁結びや商売繁盛などのご利益もあるとされています。
かわいらしい猿が描かれたオリジナルデザインの御朱印帳も人気です。写真の柄以外にも、さまざまなデザインの御朱印帳をラインナップ。ユニークでかわいらしいお守りや御朱印帳などの授与品や御朱印は、境内の授与所、朱印所でいただきましょう。
神猿が描かれた神社オリジナルの絵馬もあります。ハートの形がキュートな「結び」絵馬や、子猿を抱いた母猿が描かれている「安産祈願絵馬」が人気です。ほかにもさまざまな種類の絵馬がそろっていますよ。
神社オリジナルのおみくじ、「神猿みくじ」もかわいいと評判です。神猿が描かれたおみくじには7色の神猿守のいずれかが入っており、色によってさまざまなご利益があります。紫は除災招福、青は職運隆昌、緑は延命長寿、白は交通安全、黄色は金運上昇、ピンクは良縁、赤は必勝の願いが込められていて、何色が出るかは引いてからのお楽しみです。
「山王稲荷神社」、「八坂神社」、「猿田彦神社」の3つの神社からなる末社もあります。開運や厄除け、仕事運などのご利益があると言われているのでこちらにも立ち寄ってみて。「山王稲荷神社」内には鳥居の絵馬が掛けられた絵馬掛所や、人々の願いが書かれたキツネの「御眷属(ごけんぞく)」がずらりと並んでいます。末社の御朱印は、毎年三が日と各神社で行われるお祭りの日のみの頒布なので、訪れる際にはHPを確認してくださいね。
こちらは「末社」の奥、稲荷参道にある「千本鳥居」です。鳥居に添うように奉納のぼりがはためいており、参道内は幻想的な雰囲気です。神社を訪れた際にはこちらにも立ち寄ってみてくださいね。
緑に囲まれた自然豊かな境内には、ご利益のあるスポットがたくさん。ゆっくりと散策してパワーをもらいましょう。

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