山の上に位置し、絶景が眺められるとあって、伊香保の観光スポットの一つとして人気を集めている台湾に総本山を置く臨済宗のお寺「佛光山 法水寺（ぶっこうざん ほうすいじ）」。階段を登り切った上にある本殿では、台湾スイーツや軽食がいただけるほか、おみくじをひいたり、無料で写経や座禅に参加することもできます。日本のお寺との違いを楽しみながら、ぐるりお散歩してみてはいかが？
伊香保温泉から車で約5分。水沢うどんで有名な水沢エリアの一角に、色鮮やかな弥勒菩薩像が目を引く、巨大な建物「佛光山 法水寺（ぶっこうざん ほうすいじ）」があります。こちらは、台湾仏教のお寺の日本の総本山で、約4年の歳月をかけて2018年に完成したそう。
山の上に位置し、本殿からは絶景が眺められるとあって、伊香保の観光スポットの一つとして人気を集めています。本殿に続く広々とした階段には、25体のお寺の小僧や観音像を設置。日常の中で生き生きと禅を学ぶ小僧たちの様子を垣間見ることができます。
階段を登り切ったところにあるお寺の入り口には大きな門があり、その先には赤を基調とした鮮やかな色遣いが特徴の建物がぐるりと門を取り囲むようにして建っています。
ここに来たらまず見ていただきたいのが、門から後ろを振り返った時の景色。赤城山の雄大な裾野が広がる絶景が望めます。門を背景に写真を撮ると、まるで空に浮かぶお城のような景色がとれるとあって、撮影スポットとしても人気だそう。晴天の日に訪れるのがおすすめです。
門をくぐって右手側の建物の中には、台湾カフェもあります。こちらでは、台湾ならではの精進料理や「ちまき」などの軽食をはじめ、「仙草ゼリー」や「台湾かき氷」などのスイーツ、「タピオカミルクティー」などのドリンクがいただけます。
中でも人気は、「台湾朝食バーガー」（400円）と「ワンタンスープ」（500円）の組み合わせ。どちらもヘルシーな食材にこだわった精進料理でビーガンも安心していただけます。ワンタンは野菜の具材たっぷり、ぷりぷり食感がたまりません。
門をくぐって左の建物に進むと、お参りをしておみくじをひいたり、ちょっとしたお寺グッズを購入できる場所があります。おみくじは、お参りをした後に棒をひいて、出た番号のおみくじをひく日本と同じスタイルです。
奥に進むと、ミャンマー産の白石1枚岩に彫刻された約4.8メートルの巨大な仏像「釈迦牟尼仏」や千本の手とその手に目が描かれた仏像「千手観音」などを拝めるほか、前日までに予約すれば無料で座禅や写経に参加することもできます。
日本のお寺との違いを楽しみながら、お散歩するのもおすすめです。ぜひカメラを片手に訪れてみてくださいね。
