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京都・出町柳の人気カフェ「ha ra」。鉄板でトーストするサンドイッチを召し上がれ♪

  • 2021年12月11日
  • ことりっぷ


京都・出町柳エリアに2020年8月オープンしたカフェ「ha ra(ハラ)」。京都のカフェブームをリードし、20余年にわたって愛された五条大橋たもとの「efish」で3年間店長を務めた原こころさんのお店です。efishは2019年秋、惜しまれつつ幕を閉じたのですが、「ha ra」では当時の仲間たちの協力を得てつくりあげたという素敵な空間が迎えてくれます。シンプルだけれど滋味深く、飽きのこないサンドイッチも人気です。
京阪・出町柳駅から歩くと5分。飛び石がシンボルの「鴨川デルタ」を一望しつつ賀茂大橋を渡り、河原町今出川の交差点で左折したらあとは道なりに。扉を開けて中へ入ると、河原町通の喧騒がたちまち遠のきます。大きな窓から光がふりそそぐ店内には、常連さんをはじめ、噂を耳にして遠方から訪れた人、偶然お店の前を通りかかって引き寄せられた人などさまざま。店主セレクトのゆったりとしたBGMが流れ、ひとりでも居心地のよい空間です。
フードメニューの主役はサンドイッチで、「BLT(ベーコン・レタス・トマト)サンドイッチ」、ナスやズッキーニ、パプリカ入り「ベジタブルサンドイッチ」、「ツナメルトサンドイッチ」、「ソーセージバケットサンドイッチ」の4種。この日は看板メニューの「BLTサンドイッチ」をオーダーしてみました。キッチンにはカフェには珍しく鉄板が備わっていて、ベーコンを鉄板でジューッと焼く音とともに薫香が漂い、おなかがぺこぺこに。
「鉄板を設置したのは、何度も何度も試作を重ねた末、これ!と思えた最高のBLTサンドイッチを作るためなんです」と原さん。先にベーコンを鉄板で焼き、その脂で全粒粉の食パンの表面をトーストすることで、パンにベーコンの香りと旨みが移って一体感がアップします。豆乳とオリーブオイルなどを使って手作りしたマヨネーズも名脇役。ほおばると、シンプルだけれど深い味わいが広がります。パンは、サンドイッチによって異なるベーカリーのものを使い分けているそう。
ケーキや焼き菓子は、お菓子の小さなアトリエを営む「HORNO(オルノ)」さんから届くもので、スイーツをお目当てに訪れる人も多いそう。コーヒーは、友人に教えてもらったという京都・北大路「珈琲山居」さんの自家焙煎珈琲豆を使用。原さんがセレクトするポイントは、「作り手の人柄があらわれるような、素朴だけれど安定した味」。
寺町通の西洋民芸の店や夷川通の古道具店で出会ったという家具類は、インドやモロッコ、中国、日本まで、いろんな国のアイテムが入り混じっているけれど仲良く調和しています。お店の空間は、インテリアデザインやお菓子づくり、器づくり、イラストなど、それぞれ得意分野をもつefish時代の仲間たちの協力のもと、つくり上げたそう。HORNOさんも、あたたかみのあるカップ&ソーサ―を手がけた作家さんも、一緒に働いた仲間です。
店主のフルネームは、原こころさん。ロゴはうつわに水が満ちているイメージで、心を表現。店主の名前にもちなんで「おなかと心が満たされるお店に」という想いを込めているのだとか。
サンドイッチをはじめとしたメニューはもちろんのこと、インテリアも、お店を包み込む雰囲気も、すべてが素敵。また訪れたくなる一軒です。

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