路地裏で見つけた艶やかな和風デザート♪鎌倉「甘処あかね」

  • 2021年7月9日
  • ことりっぷ


大粒の北海道十勝産の大納言を贅沢に使った煮あずきが看板メニューの「甘処あかね」。お店でコトコト煮込んで作るやさしい味の煮あずきを、鉄瓶で沸かしたお湯で淹れる味わい深いほうじ茶や抹茶と一緒に味わえます。鎌倉らしい風情の漂うお店でホッと一息つきませんか。
賑やかな小町通りと車の行き交う段葛の間の路地にひっそりとたたずむ「甘処あかね」は、鎌倉で20年以上親しまれ続ける煮あずきのお店です。年季の入った引き戸を開けてお店に入ると、落ち着いた雰囲気に心も和みます。
カウンターだけの店内は整然とお盆や湯呑が並ぶほか奥の方には今も現役の黒電話があるなど、どことなく昭和レトロな雰囲気も漂います。中央には大きな鉄瓶があり、この鉄瓶を使って淹れるお茶はまろやかで甘味のおいしさを引き立てます。また戸棚にはベリーの実が絵付けされた茶碗なども並び、センスのいい和食器を見ながら待つのも楽しいひとときです。
大粒の大納言あずきを使った手づくりの煮あずきは、丁寧に洗って水につけるところからはじまります。本来の味と香りを引き出すように黒蜜糖を使用し、2時間ほど煮込んでいきます。ふっくらとした光沢のある仕上がりは、ぜんざいでもお汁粉でもない品のいいさっぱりとした味わい。温かい時期は冷たくして寒い時期は温かいものを用意してくれるほか、リクエストにも応えてくれます。プルプルの白玉とゆっくり味わって。
煮あずきを使った甘味は「クリーム白玉あずき」(990円)や「抹茶寒天蜜あずき」(990円)などがあり、白玉や寒天もすべてお店の手づくりです。こうした手づくりの素材をパフェの器に盛り合わせた「あかねパーフェクト」は、黒蜜・抹茶寒天・白寒天・煮あずき・白玉・杏の蜜煮にバニラと抹茶のアイスクリームを添えた贅沢なパフェ。静岡のお茶屋さんから直接仕入れる香りのいいほうじ茶と一緒に楽しめます。
カウンター越しに氷を削る様子が見られる「かき氷」。手動のハンドルを回すたびにやわらかい氷がお皿にこんもりと盛られていくのを近くで見ていると、それだけで気分も涼しくなりますよ。抹茶や杏のシロップでひんやり感を味わって。
自慢の煮あずきは小分けのパッケージに詰めたお土産用も用意されています。長年にわたって親しまれてきた味を鎌倉の思い出と一緒に持ち帰ってはいかがでしょうか。

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