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【毎日おやつ】平安装束の色合わせを和菓子で表現「包み餅」/京都府

  • 2021年3月31日
  • ことりっぷ


全国各地のおいしい・かわいいお菓子を紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みが詰まった逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は京都府の「包み餅」をご紹介します。
ピンクや緑の色味が美しい、半円形の和菓子「御室和菓子いと達」。カラフルな薄めの生地を2枚重ねていることで色の濃淡の鮮やかさが際立っています。 
饅頭でもお餅でもない、もっちりした食感の生地は、ういろうを思わせる食べ応えのある口当たり。中のこしあんをやさしく受け止めます。すりガラスのような透明感のある色は、思わず姿勢を伸ばしたくなる凛とした美しさ。
「包み餅」は、仁和寺の近く、御室の地で和菓子を作る「御室和菓子いと達」の代表銘菓。平安王朝時代の装束に使われていた襲色目(かさねいろめ)にあやかった色彩と、三種のもち米粉をブレンドして作るもちもちの生地が特徴です。
もちろん中の餡も自家製で、特に黒豆から挽いた濃いめのきな粉を京都でよく使われる白味噌に加えたきな粉餡は、京の地ならでの味わい。
平安の雅な文化を今に感じられる色合いが心をときめかせる和菓子です。

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