A: ガーデニングは誰もが手軽に楽しむことのできる趣味であり、日本中に愛好者がいる。ただし、ガーデニングをするときには注意すべきことも多い。たとえば生物多様性の保全。インターネットが発達した現代社会では、世界から球根や種子を取り寄せて自宅の庭で栽培できるようになった。しかし、その植物がどこからどのように運ばれてきているのかをきちんと知っておかないと、採取する地域の生態系を破壊したり、自分が住む地域の生態系を壊したりする可能性がある。また、ガーデニングに用いる殺虫・殺菌剤や肥料などによる事故は年々増えつつある。こうした薬剤を使用するときは、自宅はもちろん近所への配慮が必要だ。さらに、夏の猛暑日などに作業をする際には帽子をかぶり、水分をとって十分な休息をはさみながら行うようにしないと、体調を崩す原因となる。
A: 日本で初めて西洋式の庭園として整備されたのが、東京都の日比谷公園だ。明治36年に開園した同園は、幕末までは松平肥前守などの屋敷地だったが、明治時代に陸軍練兵場となり、その後「都市の公園」として計画、設計、造成されて日本初の「洋風近代式公園」として生まれ変わった。2003年に開園100周年を迎えた同園には、ウメ、イチョウ、ハナミズキ、マツなど約3100本の樹木が植えられている。ガーデニング発祥の地である同園では毎年「日比谷ガーデニングショー」が開催されており、2011年は10月22日から30日まで行われる。
