2枚の写真がある。両方とも15日にに撮影したものだ。
上がぼくの庭の草地〔ネムノキの左側の草むら)、下が道路をはさんだ公共用地の草地。公共用地の草地は1ヶ月ほど前に完全に刈り取っていたが、今ではだいぶ草が伸びている。クズ〔左下と真ん中へんの奥の方)、あちこちに見える白い花はヒメジョオンだ。そして、土留めの芝のような単子葉植物がはびこっている。(この単子葉植物は昔は造成すると必ず撒いていたもののようで、退治が難しく、ぼくの草地でも結構入り込んでいて、目の敵にしてはいるが、完全に除去できない)
この草地は草刈りを頻繁に行うので、見かけはそれほどひどくなっていないが、ほっておけば、より質の悪い草地になってしまうということで、草刈りと、雑草のはびこるのと、いたちごっこのようなものだ。
上の写真のぼくの草地は、知らない人が見れば、ただの草ぼぼうに見えるだろう。しかし、草地には単子葉植物はスゲが多く、クルマバナ、オトコエシ、ミソハギ、各種スミレ類も多い。今年に入ってから、根こそぎの草刈りは一度もやっていない。というのも、ここは絶滅危惧種を含む様々な蝶の発生地だからだ。そうはいっても、かなり頻繁に少し草を刈る。草地の中の道はもちろんだが、背丈を抑えるために背の高くなったヨモギなども上だけ刈るのである。だから実は結構手間がかかっている。外部から入り込むオオブタクサやは見つけしだい抜く。ヒメジョンも繁殖力が強いから、時々除去する。そして、秋に蝶の発生が終わったときにヒメシジミが多い一部の場所を除いて、下から20cmぐらいの高さから全ての草を刈るのである。それで、翌年にはまた同じ環境の草地ができるというわけだ。
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