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海野和男のデジタル昆虫記

ヒメチャマダラセセリの危機

ヒメチャマダラセセリの危機
2021年04月21日

昨年はついに、オガサワラシジミが恐らく絶滅したという。様々な要因で危機に瀕しているチョウは多い。
ヒメチャマダラセセリという、北海道の十勝にそびえるアポイ岳の高山帯だけに住む小さなチョウがいる。保護された場所なので、絶滅の危機にあるとは思いも寄らなかった。ところがハイマツが棲息地を覆い、ヒメチャマダラセセリの住む草原が失われた結果、調査地での幼虫の個体数が2019年には90匹になってしまったという。
ジオパークにも指定され、保護された場所であるだけに、気候変動などによる植生の変化を食い止めるにも様々な法律の壁がある。日本チョウ類保全協会がようやく許可を取り、本格的な保全活動をはじめた。知らないうちに絶滅してしまったという最悪の事態を防ぐには今しかない。時間は勿論、お金もかかる。
そこでクラウドファウンディングで資金を集めているもう一歩で目標に達する。このクラウドファウンディング、是非成功させて頂ければと思う。
(写真はチョウ類保全協会のクラウドファウンディングのページから借用しました)

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