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海野和男のデジタル昆虫記

広報こもろ連載 2016年1月号 冬のクルミの木

広報こもろ連載 2016年1月号 冬のクルミの木
2020年04月23日

小諸市の広報小諸に連載している「海野和男の小諸日記」、過去の記事をwebの小諸日記で基本、毎日午後にアップしています。朝の更新は間近の撮影のものを基本としていますが、今日は朝にアップします。
 冬の小諸は天気がよい、1月は雪が降っても大雪になることは稀で、次の日はたいてい青空である。雪が舞った翌朝、ちょうど満月の頃だったので、いつも撮影しているクルミの木の後の西の空に沈む月を撮影した。
 その日も、クルミの木は何も言わずに畑の真ん中にじっとたたずんでいた。北アルプスが朝焼けに染まり、じっと立っていると、冷気がしんしんと肌に浸みる。寒いけれども無言のクルミの木と対峙している時間は心地よいものであった。このクルミの木、ここに育って、動くこともなく、毎年四季を見据えてきたのである。そんなクルミの木から見れば、ぼくなど通りすがりの人でしかない。それでも10年以上見てきたから、ぼくには、とても大切な木になっている。
 月の入りを撮ろうと思ったら、夏なら朝の4時頃から待機していなければならないが、冬だと日の出は7時少し前だから、6時過ぎて家を出ても十分間に合うのは、朝寝坊のぼくには嬉しい。

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