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海野和男のデジタル昆虫記

仏領ギアナの旅

仏領ギアナの旅
2017年10月26日

 今回の仏領ギアナの旅は、あまりよい写真は撮れなかった。思っていたより蝶が少ない。
ジャングルは広大で、たくさんの昆虫が住んでいそうだ。今の季節はアクテオンゾウカブトが多い季節のようだが、蝶はあまり多くないという。雨期にはタイタンオオウスバカミキリになどもかなりいるという。ドローンで森を撮ったが、自然状態は良好だ。治安も極めて良いようで、お手軽に南米の昆虫に触れられる場所だ。物価は、日本より少し高いぐらいだ。ホテルも高い。日本より安いのはワインぐらいだろうか。
 フレンチギアナは標高が低いところが多い、今回行ったのも、標高は最高で400mぐらいだ。いつも1000mぐらいの場所を目指すことが多いのだが、どうも、他と蝶の生態が異なっている。チョウが活動するのは午前中のみで、午後になると、ほとんど飛んでいない。吸水に来るチョウはほぼ皆無。こんな経験は初めてだ。
 今回はモルフォ蝶の飛翔を撮影したかったが、大きく写せた写真はほとんどない。こんなに苦戦をしたのも初めてのこと。
 写真を撮るには良くないが、採集規制がないこと(森林内は一部チョウの採集禁止のマークがあった)もあり、各国から採集者が集まる。ロッジではどこも毎日ライトトラップをやっていた。
 捕虫網を持って行けば、ゆっくり飛ぶモルフォは容易に採れる。そんなこともあり人気なのだ。

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