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海野和男のデジタル昆虫記

フィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑正誤表

フィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑正誤表
2013年06月08日

 まことに申し訳ないのですが、最近発売の拙著フィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑に誤りがありました。読者の方からご指摘を受け、確認しました。わかっているつもりのものほど勘違いがあり、反省です。ご指摘ありがとうございました。現在確認している、訂正点と画像です。このページをプリンとして本にはさんでいただければと思います。今後も確認した間違えはアップしていくつもりです。どうかご容赦下さい。

1. P111 タイワンキチョウと、キタキチョウの識別点、タイワンが点が2つ、キタキチョウが3つになっていますが逆です。画像は正しいと思いますが、沖縄のキタキチョウのアップの写真を載せておきます。
2. P120 エゾミドリシジミの写真は左がハヤシミドリのオスで間違っています。右もハヤシミドリの可能性が高いです。画像を載せておきます。エゾは後翅裏面の赤班が発達して、その中の黒点も大きいです。本州ではあまり同所的にいないのでよいのですが、北海道ではエゾもカシワ林にいたりするので間違えてしまいました。
3. P124 ヒメシジミメスは大変恥ずかしい間違いで、2枚ともミヤマシジミのメスが入ってしまっています。写真と区別点を載せました。ヒメシジミは長野では6月中旬旬から7月中旬に多く、ミヤマシジミは5月下旬〜6月中旬、8月、9月に多いというのも留意して下さい。5月下旬か6月はじめに見たらまずミヤマシジミと思って良いでしょう。また翅の表はミヤマシジミの方が後翅の弦月形の紋が一般に大きくよく目立ちます。
4. P136 左下オオウラギンスジヒョウモンとなっている翅を開いているチョウは、ウラギンスジヒョウモンメス。画像の解説はオオウラギンも同様となっていて、これは正しいです。
P138 コヒョウモンはヒョウモンチョウの可能性が高いそうです。もうすこし検討します。
5. p148 左下と左下から2番目の写真が間違えています。翅を閉じているスジグロチャバネとなっているのはヘリグロチャバネです。左下はヒメキマダラですので削除。長野県ではヘリグロチャバネは7月はじめから中旬に多く、スジグロチャバネは7月下旬から多くなります。8月に綺麗な個体をみたらスジグロチャバネです。この点も識別に役立ちます。

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