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海野和男のデジタル昆虫記

キゴマダラ(1993 ラオス)

キゴマダラ(1993 ラオス)
2007年12月15日

 フランス文学者の奥本大三郎さんと村田製作所の社長、村田泰隆さんとラオスへ旅行することになった。バンコクで落ち合い、翌日ビエンチャンに飛んだ。当時はまだラオスは入国が少し難しく、ぼくたちは以前ラオス大使だった方の随行員といった形で入国。VIPと一緒なので、ビエンチャン市長を表敬訪問したり、夜は日本大使公邸にいったりと普段はなかなかない経験をした。
 ぼくたちの目的地はサムヌアという山奥の村。そこでも迎賓館に宿泊、といっても水もまともに出ないゲストハウスだ。さっそく地方の共産党書記が来館し面談。書記というのは共産党の偉い人ぐらいの認識しかなかったが、まじめに会話を筆記する。なるほどだから書記なんだと、変な感心をした。
 サムヌアではテングアゲハというチョウを撮影したかったが、かなわず、道ばたで撮影したのがこのキゴマダラだ。キゴマダラは中国西部系統のチョウで、台湾やインドシナの山奥、そしてマレーシアの高地まで分布しているチョウである。ニコンF801

 今日はこれから伊丹昆虫館に出かける。明日の講評会へ出席のためである。
 昆虫写真コンテストは大変素晴らしい作品が多数集まり、審査員としてとても嬉しかった。一眼レフによる作品とコンパクトデジカメによる作品がほぼ半々だったというのもこのコンテストの特徴だったと思う。デジタルカメラの発展で、従来むずかしいと思われた昆虫写真に、だれもが挑戦できるよい時代になったなと思うのである。明日の講評会は伊丹市昆虫園で午後1時からだとおもう。どなたでも参加できますのでお近くの方のご参加待っています。

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