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海野和男のデジタル昆虫記

大型スクリーン

大型スクリーン
2006年07月25日


 アトリエに日プラの84インチのスクリーンを入れた。ブルーオーシャンと呼ばれるアクリル製の大型スクリーンで、72インチから300インチまである。日プラといえば水族館の水槽技術では世界一の会社だが、その技術を活かしてアクリル製のスクリーンも作っている。
 せとうち夢虫館では150インチと200インチのスクリーンで昆虫映像を流している。それがあまりにもよいので、アトリエにも設置することになったのだ。重さは84インチで脚も含めるとなんと100kg近くあるという立派なものだ。
 プロジェクターは3000ルーメンが推奨だが、ちょっと安い2600ルーメンのものを購入。82インチといっても横長なので実際には少し小さく写せば十分明るい。プロジェクターとスクリーンの距離は2mちょっとといったところだ。
 アトリエに入れた理由は、最近パソコンから講演をすることが多いので、講演前の確認に使いたいのだ。けれど講演会場はたいてい機材が古い。スクリーンもプロジェクターもとても暗いものが多いのが残念だ。特にバブル期にできた建物などは、とても立派なのにスクリーンやプロジェクターが当時のものだったりして、せっかくの映像も綺麗に映らなかったりする。技術革新は速いから、そろそろ最新の設備を整えてほしいと時々思うことがある。
 またビデオの背景に使おうかなと思っている。我々の撮影は野外が90%、室内が10%だ。ただし蛹化や羽化などの待ち映像は、室内の方が多い。室内で撮ると、背景にまったく動きがなくなるのがビデオの場合は問題だ。わざとぼかした絵を撮影しておき、背景にそのビデオを流せば、自然のきらめきが出せるのではないかなと思う。
 設置してみたら、このスクリーンを使って写真展をやってみたくなった。パネルや額もよいけれど、透過光で見る写真も綺麗だ。デジタル写真を映し出して設置状況を撮影してみた。
E-330 14-54

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B5横の大型本で 144ページフルカラー定価2600円(税別)
版元はソフトバンククリエイティブ。



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