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<グリベル>アイゼンの種類を解説!用途別おすすめモデル

  • 2019年11月13日
  • YAMA HACK

グリベルアイゼン

<GRIVEL(グリベル)>のアイゼンにはどんな種類があるのか、特徴や違いと共に、「エアーテック」や「G12」「G10」といった人気シリーズのおすすめを用途別に紹介します。ケースやアコーディオンといったパーツも忘れずに準備。命を預けるアイテムだからこそ、機能性が高く安全面でも信頼できる製品をぜひ選びたいですね!

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

冬山には<グリベル>のアイゼンがおすすめ

グリベル
出典:楽天市場/スポーツダイアリー(グリベル)
雪山登山に欠かせないアイテムといえば「アイゼン」。安全に氷や雪の上を歩くためにも、信頼できる製品をチョイスすることが重要です。

そこでおすすめするのが、長年の実績がある<グリベル>社のアイゼン。グリベルは1818年にモンブランの南麓、イタリアのクールマイユールにて農耕具を製作する鍛冶屋から始まりました。

当時、登山者からの依頼を受けて農耕具から登山用ピッケルを製作。それをきっかけに200年後の現在では、アイゼンやアイスアックスなどのギアを製造する登山用品メーカーへと発展を遂げました。

<グリベル>のアイゼンが人気な“ワケ”

グリベルアイゼン アンチスノープレート
撮影:YAMA HACK編集部
長年の実績を誇るグリベルのアイゼンは、有名な登山家にも多く愛用されています。優れた機能の中でも人気なのが“アンチスノープレート”。プレートがポコポコと動く構造になっていて、雪が底に付くのを防いでくれるのです。

雪が付着したままでの歩行は、歩きづらいだけでなく、爪も効かず転倒・滑落などの危険にも繋がります。

<グリベル>のアイゼンには、どんな種類があるの?

アイゼン取り付け
出典:PIXTA(アイゼンの装着)

ベルトの仕様

グリベルのアイゼンには「ハーネス式」「セミワンタッチ式」「ワンタッチ式」の3パターンの固定・装着方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、雪山のどんなシーンで使用したいのかに合わせて選びましょう。

また、登山靴との相性も重要。登山靴と合わないと歩行中に外れてしまう危険もありますので、購入前にしっかりと確認しましょう。
▼ハーネス式アイゼン[ニュークラシック] グリベルアイゼンベルト式
出典:楽天市場/スポーツダイアリー(グリベルアイゼン/G12ニュークラシック)
商品名に「ニュークラシック」とついているモデル
ハーネス式(ストラップ式)アイゼンは、ほとんどの登山靴に合わせられ、多くの登山者が使用しているタイプです。前後にあるプラスチック部分にベルトを通し、足首や甲に巻きつける方法で装着します。ベルトで固定するため、装着に少し手間が掛かるのと、靴へのフィット感がセミワンタッチやワンタッチ式に比べ劣ります。通常の雪山登山では十分活用することが可能です。

▼セミワンタッチ式アイゼン[ニューマチック] グリベルアイゼンセミワンタッチ式
出典:楽天市場/スポーツダイアリー(グリベルアイゼン/G12・ニューマチック)
商品名に「ニュークマチック」とついているモデル
セミワンタッチ式は、かかと部分をレバーで固定し、ハーネスにベルトを通して装着するタイプ。こちらのタイプも良く使用されており、ハーネス式よりも簡単に装着でき、靴とのフィット感もハーネス式より増しています。ただし、登山靴は「コバ」と呼ばれる凹みが後部にあるタイプのみ装着可能。ワンタッチ式に比べはずれにくく、難易度の高いテクニカルな雪山でも活用することができるでしょう。

▼ワンタッチ式アイゼン[オーマチック] グリベルG12 オーマチック SP
出典:楽天市場/ロッジ(グリベルアイゼン/G12・オーマチック)
商品名に「オーマチック」とついているモデル
ワンタッチ式は前後にレバーがついており、スキー靴の様につま先とかかと部分を固定するタイプ。ガッチリと装着でき、脱着もスムーズです。登山靴に固定するので、つま先とかかとの両方にコバがある登山靴のみ装着可能。難易度の高い雪山やアイスクライミングにも対応できるアイゼンです。

爪の素材

グリベルアイゼンの素材
出典:楽天市場/[左]スポーツダイアリー(G12ニュークラシック)[中]さかいや(G1ニュークラシック)[右]クライムスワールド(エアーテック ライト ワイド)
アイゼンの爪の素材は、大きく分けて「ニッケルクロムモリブデン鋼製」「カーボンスチール製」「アルミニウム製」の3つ。
▼ニッケルクロムモリブデン鋼製
鉄に炭素やニッケル、クロム、モリブデンなどを加えた合金鋼で「クロモリ鋼」といわれている素材です。強度と硬度が高い上、柔軟性に優れているのが特徴。競技用自転車のフレームや職人が使う包丁などにも使われています。
▼カーボンスチール製
鉄に炭素を加え、強度と硬度を高めた素材です。ニッケルクロムモリブデン鋼には劣りますが、軽くて丈夫。
▼アルミニウム製
重量が軽く歩行時も快適に歩けますが、ニッケルクロムモリブデン鋼やカーボンスチールに比べて強度に劣るので、アイスクライミングなどには向いていません。

爪の本数・形状

アイゼンの爪については、6〜12本のものが多く、本数がグリップ力の違いにつながります。爪が多いほど雪面を捉えることができますが、金額や重量も増すことに。本格的な雪山登山には、必ず10〜12本爪のアイゼンを選びましょう。

前方の爪が横を向いているものは、雪面を捉えやすく縦走向き。氷に食い込ませやすい縦爪アイゼンは、アイスクライミングに向いています。

▼アイゼンの選び方の基本はこちら

最初の1つは「エアーテックシリーズ」か「G12シリーズ」がおすすめ

グリベルアイゼン(エアーテックシリーズ・G12シリーズ)
▼エアーテックシリーズ
短めの爪と岩を捉えるような形状が特徴。岩場の多い雪山に行くことがあるようなら、エアーテックシリーズを選んでおくと汎用性は高いです。
▼G12シリーズ
テクニカルな登山にも対応するスタンダードなモデル。傾斜のある登路でも、長めの爪がしっかりと雪面や氷面を捉えてくれます。
それぞれのシリーズを詳しくみていきましょう。


岩場の多い雪山に最適! 汎用性の高い「エアーテックシリーズ」

12本爪ハーネス式|エアーテック ニュークラシック

フロント、ヒール部分共にプラスチックハーネスのベルト式。登山靴を選ばないので、多くの登山者に人気のアイテムです。エアーテックは、歩行時は10本爪が雪面に接し、斜面を登るときには12本爪が食いつき威力を発揮します。


12本爪セミワンタッチ式|エアーテック ニューマチック

フロント部分はプラスチックハーネス、ヒールはバインディング止めのセミワンタッチ式。ヒール部分の「スプリングプレート」は指で簡単に持ち上げられるので、サイズ調整がスムーズに行えます。


12本爪ワンタッチ式|エアーテック オーマチックナロー

フロント部分はグリベル独自の「クランプ・オーマチック」。スプリング効果によってブーツのコバにしっかりと固定できます。やや細めの「ナローベイル(90mm)」なので、つま先の細いシューズはもちろん、多くの冬用登山靴に対応できます。


つま先の細い靴に対応 12本爪ワンタッチ式|エアーテック オーマチックSP

歩きやすい短めの爪で、軽量ワンタッチ式のアイゼンです。フロント部分は幅の狭い「スペシャルナローベイル(82mm)」を採用。最近のつま先が細いアルパインブーツに適した製品です。縦走から険しい氷雪壁まで対応できます。


縦走からアルパインクライミングまで幅広く対応「G12シリーズ」

12本爪ハーネス式|G12 ニュークラシック

フロントやヒールがプラスチックハーネスになっているハーネス式アイゼン。多くの登山靴に対応しているので、手持ちの登山靴や前後にコバのないモデルに合わせたい人におすすめです。


12本爪セミワンタッチ式|G12 ニューマチック

フロントがプラスチックハーネスなので、甲高アッパーのダブル仕様ブーツもOK。ヒール部分にコバがある登山靴に対応しています。


12本爪ワンタッチ式|G12 オーマチックナロー

前後のバインディングがブーツのコバに固定されるので、登山靴によりフィットします。前爪が長く深雪を捉え、縦走からアルパインクライミングまで幅広く対応。やや細めの「ナローベイル(90mm)」なので、つま先の細いシューズはもちろん、多くの冬用登山靴に対応できます。


12本爪ワンタッチ式|G12 オーマチックSP

フロント部分に、G12 オーマチックナローより幅の狭い「スペシャルナローベイル(82mm)」を採用したモデルです。


軽量な10本爪アイゼン、中級雪山縦走山向けの「G10シリーズ」

G10シリーズは、12本爪のG12シリーズに比べ軽量。中間部分に配置された爪の数が12本爪よりも少ないので、長さを調節した際にサイズの小さな登山靴にも合わせやすく、女性にも使いやすいアイゼンです。


10本爪ハーネス式|G10 ニュークラシック

中級程度の雪山縦走には十分なアイテム。ジョイントプレートが柔軟性のある「フレックスメタルプレート」なので、底の柔らかいシューズや底が曲がった古い靴にも装着可能です。


幅広の靴に対応 10本爪ハーネス式|G10 ワイド

フロント部のハーネスの取り付け位置が外側のため、スノーボードブーツやテレマークブーツなどの幅広なものにも装着可能な10本爪アイゼン。前後がプラスチックハーネスで、フレックスメタルプレート付きです。


つま先の細い靴に対応 10本爪ワンタッチ式|G10 オーマチック

フロント部分は幅の狭い「スペシャルナローベイル(82mm)」を採用。最近のつま先が細いアルパインブーツに対応した製品です。


フロント部をナイロンベルトで固定する「Jシリーズ」

グリベルでは、フロント部を金属やプラスチックではなく、ナイロンベルトのハーネスで固定する「Jシリーズ」も展開。ナイロンベルトは、消耗度を判断しやすく、自分でも交換可能というメリットがあります。「エアーテックシリーズ」「G12シリーズ」「G10シリーズ」それぞれの爪の形状が揃っています。

12本爪セミワンタッチ式|G12 Jマチック

ナイロンベルトハーネス仕様のセミワンタッチ式アイゼン。プラスチックハーネスに比べ重量が若干軽く、多くの登山靴に合わせやすくなっています。「フロントベイルバックル」の取付位置を前後に変更することも可能。


12本爪ハーネス式|エアーテック Jクラシック

フロント部分はナイロンベルト、後ろはプラスチックハーネスのベルト式アイゼン。つま先の余りが多くなってしまうので、幅広なタイプの靴には不向きです。


12本爪セミワンタッチ式|エアーテック Jマチック

セミワンタッチ式で、ヒール部分には、指で持ち上げながらサイズ調整ができる「スプリングヒールプレート」を装備。


10本爪ハーネス式 |G10 Jクラシック

10本爪のアイゼンで、フロントはナイロンベルトでヒールはプラスチックハーネス。ナイロンベルトが長く、冬山用ブーツや大きめの登山靴にも対応できます。


10本爪セミワンタッチ式|G10 Jマチック

フロント部分がナイロンベルトで、ヒールがバインディング止めのセミワンタッチ式アイゼン。コバのあるスリーシーズン用ブーツにも対応しています。

アイゼンと一緒に準備したいアクセサリー

雪山登山
出典:PIXTA(雪山登山)
アイゼンを購入する際に、一緒に準備したいアクセサリーが『アコーデオン』と『クランポンセーフ』です。両アイテムとも別売なので、忘れずに購入しましょう。

アコーデオン

アコーデオンとは、土踏まず部分に雪が付着して団子ができてしまうのを防ぐプラスチック器具です。雪団子ができると、歩行の際歩き難かったり滑って滑落の原因にもなるので注意が必要。装着時にアコーデオンが長い場合は、ジョイントの長さに合わせてカットしてください。


クランポンセーフ

クランポンセーフとは、アイゼンを収納するケースのこと。鋭い爪を持つアイゼンを収納するので、専用のケースがベストです。グリベルのクランポンセーフは、持ち運びに便利なナイロン布地製。メッシュ窓付き開閉口で、左右にパッドが付いており内側には工具入れポケットもあります。


<グリベル>のアイゼンの修理について

グリベルアイゼン
撮影:YAMA HACK編集部
グリベルの日本代理店である「株式会社 マジックマウンテン」の公式ホームページに、修理についてのお問い合わせフォームがあります。グリベルのアイゼンを日本国内の登山ショップで購入した場合は、『Grivel 保証カード』がついているので、大切に保管しましょう。

MAGIC MOUNTAIN お問い合わせ

高性能なグリベル製アイゼンで雪山を満喫

出典:PIXTA(雪山登山)
初心者はもちろん、上級者にも大変人気のグリベル製アイゼン。機能性にも優れ、ユーザーの登山靴にも様々なタイプのアイゼンで対応してくれます。グリベルのアイゼンを装着して、安全かつ快適に白銀の世界を満喫してみてはいかがでしょう。

▼雪山装備をチェック

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