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【登山】スマホのライトは山の暗闇で使えるのか? テスト@高尾山!

  • 2019年2月1日
  • YAMA HACK

スケジュールが遅れ、下山が夜になってしまった・・・という時に使うのがヘッドライト。久しぶりに使ったら電池切れ、または自宅に忘れた・・・なんてこと、案外あります。そんな時に活躍すると言われているのがスマホのライト。知識では知っているし、家や街では灯りとして使ったことがあるけれど、山では使ったことがありませんでした。そこで、果たしてスマホのライトは山で使えるのか? 高尾山でナイトハイクしてきました!

アイキャッチ画像撮影:PONCHO

スマホのライトでナイトハイク、または下山はできるのか?

撮影:YAMA HACK編集部
「思ったより時間がかかってしまった…」
登山の際、そんな経験をした事がある方もいるのではないでしょうか。このような事態を想定して、日帰り登山でもヘッドライトは必須。しかし、うっかり忘れてきた!なんてケースも珍しくありません。しかし、スマホはどうでしょうか? ほとんどの人が必ず携帯しているはず。

そこで今回は、スマホのライトは山の暗闇でどれくらいの明るさなのか?を実験してみることにしました。

16時頃、ケーブルカーで山頂駅に到着

撮影:PONCHO
テストに向かったのは高尾山。夕方に高尾山口駅に着き、下山想定のナイトハイクをするためケーブルカーで山頂駅に向かいました。到着したのは16時過ぎ。この日は、高尾山山頂からダイヤモンド富士が見られる日ということもあり、山頂へと向かうコースは、途中からたくさんの人が下りてきて、すれ違うのも大変な状況でした。

撮影:PONCHO
17時少し前、観光客はほとんどいなくなり静かな夕景が広がります。

ところで、山頂からケーブルカー駅まではほとんど街灯があるので問題ないかもしれませんが、多くの方はライトを持っていないように見えました。案外ヘッドライトを持たない方のほうが、スマホのライトを活用しているのかもしれません。ということは、山でも問題なく使える!?

スマホ以外のライトも見え方をテスト

ヘッドライト
撮影:PONCHO
今回、スマホの他に筆者が山でいつも使っているライト3種類も持ってきました。
①のハンディライトは250lmで7時間点灯、明るさが長続きする『ジェントス』の閃。②のヘッドライトはメイン灯が電球色なのでガスっても視界を保てる『マイルストーン』のMS-E1。③の赤いケースは『ペツル』のイーライト。エマージェンシーライトとして定評で、サブライトとしていつも活用。そして④のスマホは初代『TORQUE』です。

撮影:PONCHO
早速テスト開始! 日没は16時30分頃でしたが、暗くなったのは17時頃。山頂は自販機や街灯の明かりがあり、ライトを点けなくても歩けますが、稲荷山コースへの階段を下るとすぐに真っ暗です。

まずはスマホ以外のライトの灯りを見てみよう

マイルストーンは電球色でやさしい光

撮影:PONCHO
ヘッドライトのマイルストーンは、電球色なので黄色みがかった光です。250lmで照射距離は100mというスペック。強いスポット光があって、周辺もその光に伴って見える感じです。さすがに照射用のアイテムですから、かなり明るいです。

スポット光なら140m先まで照らすジェントス

撮影:PONCHO
写真で見ると、上のマイルストーンのほうが見える範囲が広いですが、ハンディライトのジェントスのスポット光のほうが、かなり遠くまで光りが届き見えていました。ワイド光に切り替えれば足下から広く照らしてくれます。

ちなみにペツルのイーライトは同じシャッタースピードで撮影したら、暗すぎて真っ黒にしか写りませんでした。イーライトは10lmの最小限の明かり。注意しながらなんとか歩けるくらいの明かりでした。

スマホのライト、その実力は!?

撮影:PONCHO
いよいよスマホの検証。街では他に明かりがあるのでスマホのライトの明るさを意識したことがありませんでしたが、山の暗闇の中で照らしてみるとかなり明るいことがわかりました。足下からフワッと数m先を照らし、歩くのになんの問題もありません

切り株も見えます!

撮影:PONCHO
スマホのライトで下山。トレイルには木の根、岩、切り株等、躓いたら転倒しそうなものが多くあります。が、ライトの陰影でそれらもしっかり確認できるので、問題ありません。

標識もしっかり見えます

撮影:PONCHO
真っ直ぐ前方だけでなく、周囲を照らしながら歩いていけば、トレイル脇にある標識にも気が付けます。前方を遠くまで明るく照らせる明かりではないので、一度も歩いたことのないコースだと見逃してしまう可能性もあるでしょう。そのため、スマホのライトで下山する場合は、注意深さが必要です。

障害物も判別可能

撮影:PONCHO
トレイル脇に倒れた木がありましたが、「なにか不気味なものが見えるな」と感じ、ゆっくり近づくと露出した根だとわかりました。
ちなみに高尾山はムササビの森でもあります。途中でムササビが鳴く警戒音や木から木へと飛び移る「バサッ」という音が聞こえました。もっと深い山であれば、なにがいるのだろうかと、ビクビクしながら歩くことになっていたかもしれません。

結論:スマホのライトはナイトハイク可能な明るさ!

撮影:PONCHO
スマホのライトの明るさに目が慣れれば案外普通に歩けることが分かりました。
しかしナイトハイクに慣れていない人、初めて歩くコースの場合は、ゆっくり慎重に進んでいったほうがよいです。ちなみにテスト当日は満月前日の十五夜で、明るい光が森に射し込むのが見られました。これも明るすぎないスマホのライトで照らしていた効果なのかもしれません。

スマホのライトを使う場合の注意点


『予備のライト』の域は出ない!

撮影:PONCHO
スマホのライトでハイクする上で注意したいのが、スマホによっては、またはアプリによって持っている指で画面に触れてしまうと、ライトが消えてしまう点。階段を下っている時や崖がある場所で消してしまうと転倒、滑落の心配があるので、気をつけたいものです。また鎖場やハシゴ場等、両手を使う場所ではスマホを持てないので使えません。そのため、あくまで予備のライトとして使うべきだと思います。

バッテリー消費量にも注意!

スマホ画面
撮影:PONCHO(山と高原地図アプリ
上の画像は、左からテスト開始時からの位置と時刻、バッテリー残量がわかるように並べたものです。画面左の上部の時刻17時5分に高尾山山頂をスタートした時、バッテリーは92%あります。途中、撮影をしながら下山したので、通常よりもかなり時間が掛かりました。稲荷山コース下山口のケーブルカー清滝駅に到着したのが18時58分、バッテリーは67%でした。

ライトに加えて登山地図アプリも起動していたので減りが早いですが、実際のハイクでも同様にライトと登山地図アプリを使うことになると思うので、サブライトとしてスマホを使うとしても、予備の充電バッテリーは必須だと思います。


ハイク前にバッテリーの確認を!

撮影:PONCHO
過去に高尾山でナイトランをしている際に、ヘッドライトだけでなくスマホのバッテリーも切れてしまったハイカーに遭遇したことがあります。そこでいつも携帯しているサブライトを貸してあげて下山しましたが、ハイク前にはバッテリーの残量の確認、交換、予備バッテリーの携帯も忘れないようにしたいものです。せっかく使えるスマホのライトも、バッテリーがなければ意味がありませんから!

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