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アポイ岳|世界でも珍しい固有種の宝庫!登山コースや注意点、アクセス方法を紹介

  • 2018年10月9日
  • YAMA HACK

アポイ岳

日高山脈の西南端に位置する、世界ジオパークのアポイ岳は、世界でも珍しいと言われる固有種の宝庫。低山ながら高山帯のような景色が広がり、ここでしか見る事のできない貴重な動植物がたくさんいる事でも有名です。日高山脈では唯一、公共交通機関だけでも登山口に行クことができ、アクセスも抜群!一年を通して多くの観光客・登山客で賑わう人気の山です。そんなアポイ岳の見どころやメインコース、さらにアクセス情報を紹介します。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

低山なのに2,000m級の景色?!アポイ岳とは

アポイ岳
標高 山頂所在地 最高気温(6月-8月) 最低気温(6月-8月)
810.2m 北海道様似郡様似町 17.8℃ 4.7℃
参考:ヤマレコ
アポイ岳は日高山脈の西南端に位置する標高810.5mの山で、アポイ岳を含む様似地域は、“ユネスコ世界ジオパーク”にも認定されています。かんらん岩から成る特殊な地形と寒冷な気候により珍しい動植物の宝庫で、それを目当てに全国から多くの登山者が訪れます。アポイという地名の由来には、アイヌ語の“アペオイ(火のあるところ)”という一説もあり、その歴史を感じさせる『アポイの火祭り』は、様似町の夏の風物詩でもあります。

アポイ岳の天気は?

アポイ岳に行く前に現地の天気をこちらでCHECK!
てんきとくらす (アポイ岳の週間天気)

アポイ岳に登る際の注意点!

アポイ岳は日高山脈襟裳国定公園内の一部。山全体が厳しい法律によって守られています。大事な自然を守るため、注意点を事前にしっかりチェックしましょう!

①登山道以外には絶対入らない!何も採らない!

アポイ岳の花
出典:PIXTA
アポイ岳では、盗掘や踏み荒らしなどによって貴重な植物の数が減ってしまっているという悲しい現状が。動植物や岩石などの採取は、法律で固く禁じられています。絶対に行なわないでください。また、ロープの中には絶対に立ち入らないよう、注意してください。

②登山装備はしっかりと!

登山する二人
出典:PIXTA
アポイ岳は標高800mとそれほど高くない山ですが、特殊な地形のため6合目を過ぎると森林限界となります。日差しや風を遮る木々がなくなるため、熱中症や天候の急変には注意しましょう。
また植生保護のため、トレッキングポールを使う際は必ずキャップをして使いましょう。

②携帯トイレを持参しましょう

携帯トイレ
撮影:kimi
アポイ岳の登山道にはトイレがないため、登山口のトイレで事前に済ませましょう。5合目に携帯トイレブースがあります。携帯トイレを持参しましょう。

③ヒグマ・マダニ対策も忘れずに!

アポイ クマ 看板 北海道に多く生息しているヒグマ。ここアポイ岳や周辺地域でも目撃情報が出ています。また、マダニの被害も多く聞かれます。必ず対策をしてから登山を楽しみましょう。


④入山前には靴を洗おう

登山靴
出典:PIXTA
登山口近くにある川にはブラシが設置されています。外来種の侵入を防止するため、靴の裏を洗ってから入山しましょう。

ココでしか見られない貴重な動植物

特有の地形を持つアポイ岳には、貴重な動植物が多数生息。まずは、その特徴と見どころをご紹介します。

アポイ岳特有の地形

アポイ 地形 アポイ岳は、山全体が“かんらん岩”から成るため“森林が発達しない”特有の地形を持ちます。それによって、標高1,000mにも満たない低山ながら、約80種もの高山植物が生息。一帯は“アポイ岳高山植物群落”として特別天然記念物にも指定されています。

世界でも珍しい固有種の宝庫!

ヒダカソウ
提供:ヤマレコ/yah(ヒダカソウ)
日本の固有種であるヒダカソウは、蛇紋岩やかんらん岩の土地に生息する高山植物。アポイ岳や幌満岳に分布し、毎年5月~6月頃になると白い花を咲かせます。しかし、その数は盗掘により激減。現在お目にかかるのは、とてもレアです。

アポイマイマイ
提供:生き物研究室/駒澤正樹(アポイマイマイ)
アポイ岳には、植物だけでなく固有の動物も生息。中でも、アポイマイマイは絶滅危惧種にも指定されています。岩石帯の特殊な環境を好むため、アポイ岳の周辺でしか見ることができません。褐色で表面に毛が生えているのが特徴。
ヒメチャマダラセセリ
提供:ヤマレコ/yah(ヒメチャマダラセセリ)
黒地に白いマダラ模様が特徴のヒメチャマダラセセリは、アポイ岳にのみ生息する蝶。7合目を越えた辺りから姿を現わします。この珍しい蝶を見るために登山する人もいるほど。アポイ岳は、多くの人を魅了する貴重な動植物の宝庫なのです。

魅力がたっぷり詰まったメインコース

アポイ岳 山頂
提供:YAMAP
それでは、アポイ岳の魅力を満喫できる定番のコースをご紹介します。低山とは思えない見晴らしの良さと高山植物を堪能しましょう!
コースタイム 日程 難易度
4時間40分 日帰り ★★★
【往路】ビジターセンター(5分)→登山口(75分)→五合目山小屋(40分)→馬の背(15分)→幌満分岐(25分)→アポイ岳山頂
【復路】アポイ岳山頂(20分)→幌満分岐(10分)→馬の背(30分)→五合目山小屋(60分)→登山口(5分)→ビジターセンター

出典:Googlemap
アポイ岳への登山口にあるビジターセンターでは、季節ごとに楽しむことができる高山植物やヒグマの出没状況などの情報ををリアルタイムで提供しています。入館料は無料なので、登山後はもちろん登山の前に立ち寄るのもおすすめ。

アポイ岳 登山口 登山口は、ジオパークの駐車場からすぐ。緑色の屋根をした“無人入林届出所”が目印です。こちらで入山届に記入しましょう。

始めはよく整備された森の中の登山道からスタート。道中にはクマよけの鐘があるので、安全のために鳴らしながら進みましょう。途中に休憩スペースもアリ。5合目までは比較的なだらかな道が続きます。


出典:Googlemap
5合目の山小屋には、携帯トイレブースも完備。見晴らしも良く、天気がよければ太平洋やアポイ岳山頂を望むことができます。

五合目小屋を越えると森林限界に。一気に景色が開けてきます。馬の背までは急登の険しい岩道。こまめに休憩しながら進みましょう。

アポイ岳
出典:PIXTA
馬の背からは清々しい稜線ハイクに。南には太平洋、北には日高山脈を一望することができます。辺り一帯は“馬の背お花畑”。登山道沿いには、季節ごとの可愛らしい花々が姿を見せてくれます。


出典:Googlemap
山頂一帯はダケカンバの林に覆われています。ゆっくりと休憩をしながらアポイの自然を感じてみてくださいね。

行きか帰りに幌満お花畑に立ち寄るのもおすすめ!

幌満お花畑 下山時は、幌満お花畑に立ち寄るルートもおすすめです。山頂より20分ほど下山したところに位置する幌満分岐から約30分。運が良ければ、固有種の“ヒダカソウ”を観察することができます。しかし、ロープの中には絶対に入らないよう、注意してくださいね。
アポイ岳のコースマップはこちら

アポイ岳へのアクセス方法

札幌からアポイ岳登山口へのアクセスを紹介します。マイカーでアクセスする人は、駐車場情報もチェックしておきましょう!

車の場合

札幌→道央道 苫小牧東IC→日高道 日高厚賀IC→国道336号→様似

電車・バスの場合

札幌→JR線 苫小牧→JR日高本線 様似→JR北海道バス アポイ登山口下車
※現在、JR日高線は運休となっているため、代行バスが利用できます。

代行バスについてはコチラ

JR線の時刻表はコチラ

高速バスの場合

札幌→JR北海道バス《高速えもり号》(3時間半)→様似
※1日1往復なので注意

高速えりも号の時刻表はコチラ

アポイ岳 駐車場

【アポイ岳 ジオパークビジターセンター】

アポイ岳 ビジターセンター ジオパークの駐車場は車中泊も可能。駐車台数には限りがあるので早めの到着がおすすめです。
【駐車場情報】
住所:北海道様似郡様似町字平宇479番地の7
電話番号:0146-36-3601
駐車台数:約30台
料金:無料

アポイ岳で太平洋の絶景とお花畑を堪能しよう!

アポイ岳 太平洋 いかがでしたか?標高約800mの低山でありながら、2,000m級の生態系を感じることができるアポイ岳。自然が作り出した神秘の山は、私たちに自然の美しさや価値の大きさを改めて感じさせてくれます。稜線部に広がる豊富な高山植物や太平洋を見下ろす絶景。ココでしか味わえないアポイの自然をぜひ堪能してみてくださいね。
【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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