ゴールデンウィーク前半の山の天気傾向 西日本から東日本は登山日和多い

  • 2025年4月18日
  • ウェザーニューズ

2025/04/18 17:18 ウェザーニュース

大型連休(GW)前半となる4月26日(土)〜29日(火)の昭和の日は、移動性高気圧が西日本から東日本をゆっくりと東進する見込みです。このため、東日本や西日本の山域を中心に穏やかな登山日和となる所が多くなりそうです。

【北日本】日毎に天気が変化

上空に寒気を伴った気圧の谷が、短い周期で北日本を通過する見込みです。このため、日本海側の山域を中心に天気が崩れ、雨や雪の降る可能性があります。

特に北海道では、強雨や強雪のおそれがあります。また、稜線では西寄りの風が強く吹く日もあると見ています。太平洋側の山域では、概ね登山日和となる日が多い見込みです。

気圧の谷の通過前後は高気圧に覆われるため、日本海側の山域を含めて、登山日和となる日もある見込みです。

現時点では26日(土)や28日(月)が悪天候の可能性が高く、27日(日)や29日(火)は青空が広がる所が多い予想です。ただ気圧の谷の通過タイミングにはブレがあるため、最新の情報をご確認ください。

【東日本・西日本】土日ほど登山日和に

高気圧に覆われる日が多く、大型連休の前半は概ね晴れる見込みです。

■26日(土)・27日(日)
高気圧が本州付近を通過し、安定した天気となる可能性が高い見込みです。本州の南海上に停滞する前線の影響を受ける九州南部では、27日(日)以降は曇りや雨となる可能性があります。

■28日(月)・29日(火・祝)
高気圧が日本の東海上に中心を移すため、湿った空気や前線の影響を受けやすくなる見込みです。29日(火)には前線が北上傾向となり、太平洋側の山域ほど天気が崩れやすくなりそうです。

本州南海上の前線の動向にはブレがあり、天気傾向が大きく変化する可能性もありますので、最新の情報をご確認ください。

登山に行く際に

<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。

<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。

<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。

<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。

登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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