2025/03/18 18:02 ウェザーニュース
日本列島は西日本を中心に季節外れの寒さに見舞われています。ただ、春分以降は暦通り本格的な春の到来となりそうです。西日本では暑く感じるくらいの所もあるかもしれません。急激な気温変化で体調を崩さないようお気をつけください。
今日18日(火)も九州や沖縄はこの時期としては非常に強い寒気に覆われて、最高気温は最も寒い時期を下回りました。17時30分現在は西回りで強い寒気が流れ込み、西日本では山沿いを中心に季節外れの雪が降っています。
明日19日(水)にかけては東日本でも寒気が強まり、内陸部は雪が降る予想です。昼間も広い範囲で冬のような寒さになるとみています。
ただ、春分の日となる20日(木)以降は徐々に寒気が北に後退し、週末以降は暖気が北上する見込みです。22日(土)の予想最高気温は仙台で19℃、東京都心や名古屋で21℃、広島や福岡で22℃と平年よりかなり高く、高知では夏日目前の24℃となっています。暖かいどころか、少し暑く感じるかもしれません。
札幌でも10℃予想など二桁になる日が増え、積雪が残る地域では融雪が一気に進む可能性があります。ぬかるむ路面や屋根からの落雪、雪崩の発生などに注意が必要です。除雪作業時の不慮の事故にも注意してください。
東北〜九州は広い範囲でスギ花粉の飛散がピークを迎えています。気温の上昇に伴って花粉が大量に飛散するおそれがあるので、マスクの着用や目薬の使用など万全な対策が欠かせません。
関東から西日本ではヒノキ花粉の飛散も始まる時期です。ヒノキ花粉症の方も対策を行うようにしてください。
また、この暖かさで桜の生長も進みます。週末以降は早いところで桜開花の便りが聞こえてきそうです。そろそろお花見の予定を考えるのも良いかもしれません。