2025/03/06 05:11 ウェザーニュース
7日(金)にかけて、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となります。日本海側の地域では雪や雨が降りやすくなり、強い雪や大雪のおそれがあります。積雪の増加や路面の凍結による交通への影響にも注意が必要です。
一方、太平洋側では日差しが届く所が多くなる見込みです。ただ、冷たく乾いた北寄りの風が吹くため、寒さと乾燥対策を万全に行ってください。
週末8日(土)、9日(日)になると冬型の気圧配置は緩み、日本付近は広く高気圧に覆われる見込みです。
ただ、この高気圧の勢力はそれほど強くなく、気圧の谷にあたる地域では雲が発生しやすくなります。西日本太平洋側や東海地方では雲が広がりやすく、雨の降る可能性もあるとみています。
関東付近の沖合では低気圧が発生する見込みで、雨が降ることも考えられます。関東甲信の山沿いでは雪の可能性もあります。お出かけを予定されている方は、最新の情報を確認し、急な雨や雪に備えてください。
また、10日(月)以降は前線の影響で西〜東日本を中心に雲が広がり、雨の降る可能性があります。降水の範囲やタイミング、強度などは予報の不確実性が大きいため、最新情報を確認してください。
週末までは上空の寒気の影響を受け、気温があまり上がらず寒い日が続きます。9日(日)頃までは平年並みか平年を下回る気温となる地域が多いため、暖かい服装でお過ごしください。
来週になると寒気が北へ後退し、代わって南から暖かい空気が流れ込むため、10日(月)以降は全国的に平年を上回る暖かさとなる見込みです。春らしい陽気となり、3月下旬に予想されている桜の開花に向けてつぼみの生長も進みそうです。
一方、気温の上昇に伴い花粉の飛散量も増える予想です。花粉症の症状が悪化しやすくなるため、マスクやメガネの着用、室内の換気方法の工夫など、しっかりと対策を行ってください。