2025/03/06 10:30 ウェザーニュース
2月は長い寒波によって花粉の飛散量が抑えられ、ウェザーニュースが独自に発表している「シーズン開始」や「本格飛散シーズン開始」のタイミングが昨年よりも大幅に遅くなった地域もありました。
一連の寒波収束後の2月末〜3月のはじめにかけて、日本列島は一時的に暖かい空気に覆われて気温が上昇しました。気温上昇とともに、多くの地域で花粉が大量に飛散し、続々とシーズンに突入しました。
花粉の飛散量の増加するにつれて、花粉を「けっこう感じる」人も増加したようです。
ウェザーニュースは、アプリユーザーを対象に「春の花粉、感じてる?」という質問で毎週アンケート調査を実施しています。今週3月3日(月)の結果では、「花粉症ではない」の回答を除くと、全体の8割以上が「感じる」と回答しました。8割を超えたのは今シーズン初めてとなります。
前回2月24日に実施した調査では、春の花粉を感じている方が74.7%(「けっこう感じる」と「ちょっと感じる」の合計)でしたが、今回は83.2%と春の花粉を感じている方が8.5ポイント増加しました。
「けっこう感じる」の回答だけに限定して見ると、前回は16.2%に対し、今回は33.9%と2倍以上に増加しています。
エリア別で「けっこう感じる」と回答した割合を見ても、前回一番割合の多かった関東では21%、今回は44%と2倍以上増加しました。その他の地域でも同様に2倍程度の増加が見られ、北陸に至っては3%から15%と5倍も増加しました。
この先1週間は、天気が周期的に変化する見込みです。特に、春らしさを感じる日は気温が上昇し、花粉の飛散量が増加する可能性があります。
また、雨の翌日に晴れると、雨の時に飛散しなかった花粉が大量に飛び出し、一度建物の上や地面に落ちた花粉も気温の上昇によって巻き上げられます。そのため、飛散量が大幅に増加する傾向にあります。
花粉症の方は、万全な対策を行ってください。