東京でスギ花粉の飛散開始 マスクや目薬で万全の対策を

  • 2025年2月16日
  • ウェザーニューズ

2025/02/16 11:52 ウェザーニュース

ウェザーニュースの分析によると、東京都は昨日2月15日(土)からスギ花粉の飛散シーズンに入りました。昨年よりも2日遅い飛散開始です。

1月25日に福岡県が「花粉シーズン」に入った後、徐々に花粉飛散のエリアが拡大しています。

1都12県で花粉の飛散が開始

ウェザーニュースの分析によると、東京をはじめ以下都道府県ではスギ花粉の飛散シーズンに入りました。

▼各地の飛散開始日
1/25:福岡県
1/29:神奈川県 三重県
2/4 :静岡県
2/13:長崎県 大分県
2/14:徳島県
2/15:東京都 千葉県 埼玉県 群馬県 栃木県 茨城県

ウェザーニュースが全国約1000か所に設置した独自の花粉観測機「ポールンロボ」が花粉を観測し始め、ウェザーニュースアプリのユーザーによる花粉症の症状報告も増加中です。

寒さが緩み飛散開始

スギの雄花は暖かくなると花粉を飛ばし始め、特に風が強い日は飛びやすくなります。

1月下旬は全国的に気温が平年を上回り、一部では平年よりも早くスギ花粉の飛散が始まりました。

2月に入ると強い寒波による低温で花粉の飛散は抑えられましたが、寒気が北上して寒さが和らいだ昨日15日(土)に都心を含む関東でも飛散が始まったと考えられます。

飛散の本格化は2月下旬以降か

明日17日(月)以降は冬型の気圧配置が続き、日本の上空には強い寒気が居座る予想です。そのため低温が続き、花粉の飛散は比較的抑えられる予想です。

寒気が去っていく2月下旬以降に飛散エリアが拡大、また本格飛散が始まるエリアも拡大するとみています。症状を覚える場合はマスクや目薬で万全の対策をしてください。

3月下旬に入るとスギ花粉の飛散は徐々に収まり、代わって西日本や東日本ではヒノキ花粉の飛散が多くなります。3月下旬から4月中旬にかけて西日本や東日本を中心にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

北海道でシラカバ花粉の飛散が本格化するのは4月下旬〜5月中旬の予想で、ちょうどゴールデンウィークと重なる見通しです。

花粉シーズンについて

ウェザーニュースでは、全国に約1000台設置した独自の花粉観測機「ポールンロボ」の花粉検知や、ウェザーニュースアプリのユーザーからの花粉症症状の報告をもとに、「花粉シーズン」の発表を行っています。

※花粉シーズン開始判断の目安
・花粉が飛びそうな日に、各都道府県で3割以上のポールンロボが2日以上10個を上回る花粉を観測
・ユーザーの花粉症症状、周辺の研究機関や病院などのダーラム観測データ
以上を参考に総合的に判断しています。

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