2025/02/16 11:15 ウェザーニュース
週明け以降は冬型の気圧配置が続き、強い寒気が1週間前後日本の上空に居座る予想です。日本海側は大雪による災害の発生に警戒してください。
週明けの明日17日(月)は西高東低の気圧配置となり、大陸から次第に寒気が流れ込みます。18日(火)以降、降水があれば平地で雪になる目安の上空1,500m付近で−6℃以下の寒気が日本列島のほぼ全域を覆う見込みです。寒気のピークとなる19日(水)は、大雪をもたらすことがある−12℃以下の寒気が東北南部から北陸付近まで南下する予想となっています。
前回のいわゆる「立春寒波」に比べると、西日本上空の寒気はそれほど強くないものの、東日本や北日本は前回に匹敵するレベルの強い寒気になるとみています。
日本海側のエリアでは明日以降、雪が降る日が続く予想です。北日本から北陸を中心に断続的に強い雪が降って、積雪が大きく増えるおそれがあります。
17日(月)夜から19日(水)夜にかけての積雪増加量は、東北や北陸の山沿いで50cmを超えるとみられます。雪の降る期間が長いため山沿いを中心に100〜200cmほど積雪が増加してもおかしくありません。
前回の寒波による積雪が多く残っている所に再び雪が強く降るため、大雪に伴う雪崩や落雪、集落の孤立、家屋倒壊などのリスクが高くなる可能性があります。立ち往生などの交通障害や除雪作業中の不慮の事故の発生にも注意してください。
特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲が流れ込みやすい北陸では、市街地も大雪によって生活に大きな影響が出るおそれがあります。
JPCZの動向によっては近畿北部や山陰でも大雪となる可能性があり、一部の雪雲は近畿や東海にも流れ込む可能性があります。最新の情報をこまめに確認するようにしてください。