2025/02/10 05:29 ウェザーニュース
2月4日(火)頃から続いていた寒波の影響は終わりが見えてきました。明日11日(火・祝)建国記念の日には冬型の気圧配置は段々と緩んでいき、日本海側の雪の降り方も次第に落ち着く見込みです。
雪かきや雪下ろしなどの作業をされる場合は、屋根からの落雪や転落事故、除雪機器での事故などに十分注意してください。山沿いの地域では雪崩(なだれ)にも注意が必要です。
12日(水)から13日(木)にかけて低気圧が日本海から北日本付近を東進し、日本列島を前線が通過します。前線に向かって南からは暖かく湿った空気が流れ込むため、東北〜九州の各地では雨となる予想です。北海道では雪になるとみています。本州の積雪のある地域では急速に融雪が進みます。屋根からの落雪に加えて、除雪が進んでいない場合は排水が滞るため道路冠水にも注意してください。
関東は地形と風向きの影響で雨が降りづらい予想ですが、12日(水)の夜から翌朝にかけて雨の可能性があります。
14日(金)〜15日(土)は再び冬型の気圧配置となり、北日本の日本海側や北陸で雪や雨が降る予想です。
寒波の影響で平年より寒さの厳しい日が続いていますが、明日11日(火)以降は概ね平年並みの気温となる日が多くなる予想です。まだまだ寒い時期ですが、先週と比べれば寒さが和らぎます。
東日本や西日本ではそろそろスギ花粉の飛散し始める時期になってきました。既に九州北部や関東、東海の一部では花粉の飛散が始まっています。気温が上昇すると花粉が飛びやすくなるため、花粉症の方はご注意ください。