2025/02/07 13:37 ウェザーニュース
冬型の気圧配置が続いています。上空の強い寒気の影響で日本海側を中心に大雪が続く予想です。
今夜から明日8日(土)にかけては近畿や東海にも発達した雪雲が流れ込んで、名古屋市周辺でも雪の積もるおそれがあります。大雪により高速道路で予防的通行止めが実施される可能性があります。
今日7日(金)は日本海側を中心に広く雪が降っていますが、特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した帯状の雪雲が新潟県〜東北南部日本海側にかかり、強い雪を降らせています。
今夜から明日にかけてこのJPCZの発達した雪雲が流れ込むところが徐々に南下し、北陸西部や近畿北部に強い雪を降らせる予想です。JPCZの活発な雪雲が若狭湾を経由して濃尾平野や伊勢湾岸に達し、名古屋市内でも雪が強まるタイミングがあるとみています。特に8日(土)未明から朝、8日(土)の午後に雪が強く降る可能性があるので注意が必要です。活発な雪雲が流れ込むと短時間で一気に雪が積もるおそれがあり、名古屋市街地でも1〜3cm程度の積雪があるとみています。車を運転する際は冬タイヤの装着が必須となり、歩く時も足元に十分注意してください。
また、岐阜県関ケ原〜滋賀県湖東エリアでは雪の時間が長く、発達した雪雲が通過しやすいため、積雪がさらに多くなるおそれがあります。この雪により東海道新幹線に遅延が発生したり、名神高速道路や新名神高速道路では、予防的通行止めを行う可能性があります。この区間は大阪と名古屋を結ぶ交通の主要な地域となっているため、大雪となった場合は物流などにも影響が出てもおかしくありません。
最新の情報をしっかりと確認して、可能なら予定を変更するなど大雪となるエリアを通行するのはできるだけ避けてるようにしてください。