2025/02/04 18:03 ウェザーニュース
日本列島の上空には西回りで非常に強い寒気が流れ込んでいます。明日5日(水)以降も西日本を中心に厳しい寒さが続く見込みです。
寒気の影響が弱い北海道は気温が平年並か平年より高い日が続き、札幌では雪まつりの雪像の状態が少し心配されます。
今日4日(火)は冬型の気圧配置が強まっています。北海道のすぐ西の海上に低気圧があるため、寒気は西回りで流れ込み、17時現在は上空1500m付近で−12℃以下という非常に強い寒気が中国地方や九州北部に南下している状況です。
この非常に強い寒気は6日(木)の昼頃まで居座る予想で、その後は一旦北上するとみられます。ただ、7日(金)の夜からは再び強い寒気が流れ込み、週末は再び非常に強い寒気に覆われる見込みです。
各地の最高気温の予想を見ると、東海から西日本は9日(日)にかけて平年よりかなり低い日が多いことがわかります。名古屋や大阪、広島、福岡では一桁の日が続く見通しです。那覇も15℃を下回り、上着が必要な寒さとなる日があります。
関東は西日本に比べると極端な寒さはなく、10℃前後の日が続く予想です。日差しには温もりを感じられそうですが、冷たく強い風で体感温度は下がるとみられます。上着で調節するのが良いかもしれません。
北海道は低気圧が停滞しやすいため寒気の影響を受けにくく、気温は平年並か平年より高い日が続く見通しです。今日から雪まつりが始まった札幌市の最高気温はプラスの予想で、雪像の状態維持が少し心配されます。