2025/02/03 15:46 ウェザーニュース
新潟地方気象台は今日2月3日(月)、北陸地方で春一番が吹いたと発表しました。昨年の2月15日に比べて12日早く、観測史上最も早い発表です。
春一番は、冬から春への移行期に初めて吹く暖かい南寄りの強い風のことで、今シーズンの春一番の発表としては、全国で北陸が初めてになります。
低気圧が日本海を発達しながら進んでいます。この低気圧に向かってやや強い南寄りの風が吹き、金沢市では10時47分に最大風速10.1m/sを観測しました。また、新潟市で10時27分に7.2m/s、富山市で11時07分に7.8m/sを観測しています。
この暖かな風によって新潟市では気温も昨日2日(日)よりわずかに上がり、15時までの最高気温は8.5℃(前日差+0.7℃)となりました。
気象台はこれらを総合的に判断し、春一番が吹いたと判断しました。
北陸地方の春一番の発表は昨年(2024年)が2月15日の観測だったため、昨年より12日早い発表となります。また、今年は「立春」が今日2月3日(月)となったため、観測史上最も早い春一番の発表ということになります。
▼北陸地方の春一番の目安
・立春から春分までの間
・日本海で低気圧が発達
・気象台で南よりの風で最大風速10m/s以上かつ、別の気象台で最大風速6m/sを観測
・気温は前日より上がる、または同等
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)