2025/01/21 10:01 ウェザーニュース
「Garoe(ガロエ)」と命名された低気圧がポルトガルやスペインに近づいてきました。現地では強い雨や突風、高波などに対して警戒を強めています。
発達した低気圧であるGaroeは大西洋を東進しています。現地時間の20日(月)昼の時点で中心気圧は988hPaまで低下しました。
すでに発達のピークは過ぎているものの周辺では風が強く、ポルトガルの沿岸部では平均風速で15m/s前後の強風となっています。また、低気圧の東側に広がる活発な雨雲はポルトガルからスペインを覆って強い雨を降らせている状況です。
低気圧の動きが遅いため22日(水)にかけて荒れた天気が続くおそれがあり、各地に警報が発表されています。特にポルトガルの南西の沖合に位置するマデイラ諸島では30m/s超の突風や最大11mに達する高波が予想され、気象当局は警戒を呼びかけています。