2025/01/14 11:01 ウェザーニュース
昨日13日(月)夜に日向灘でマグニチュード6.6の地震が発生しました。その後の地震活動の分布から、昨年8月の地震の北側の領域で破壊があったとみられます。
13日(月)21時19分頃に日向灘で地震が発生し、宮崎市などで最大震度5弱を観測しました。地震の規模は速報値から修正され、暫定値でマグニチュード6.6と解析されています。その後も震度1以上の有感地震が多くなっていて、今日14日(火)未明には最大震度3の地震が発生しました。
昨夜以降の活動分布を見ると震央から東側に分布していて、この領域で地盤の動きがあったとみられます。(黄色の✕印)
昨年8月8日に発生したマグニチュード7.1の地震に比べると、破壊が始まった震央の位置はやや北西側です。地震活動の分布も昨年のほうが南側(水色の✕印)で、一部が重なり合うようになっています。大きなメカニズムとしては昨年の地震とほぼ同様で、北側に隣接した領域が動いたと考えられます。
昨夜の発生直後に比べると活動はやや落ち着いてきているものの、地震の多い状態は継続中です。特に最大震度5弱の強い揺れとなった地域では、今後の地震によって土砂災害が発生したり、室内のものが落ちる・倒れるなどの影響の出る可能性がありますので、普段よりも少し注意をしてお過ごしください。