2025/01/03 11:50 ウェザーニュース
今日1月3日(金)の日の入り後の空で、月と金星が接近します。正午月齢3.2のほっそりとした月と「宵の明星」金星の共演をお見逃しなく。
また、今夜遅くには三大流星群の一つである「しぶんぎ座流星群」が見頃を迎えます。今年は月明かりが観測の邪魔にならないため好条件です。
1月は日の入り後の南西の空で、宵の明星である明るい「金星」と「土星」の姿を見ることができます。
明るさは金星がマイナス4.4等〜マイナス4.6等級で非常に明るく、土星は1.2等〜1.3等で周りの星座の星々よりも目立つため、2つの惑星は目を引きそうです。
3日(金)は地球照を伴った細い月と金星の共演が見ものです。
▼沈む時刻(東京)
金星 20:26 土星 21:35 月 20:04 太陽 16:40
冬型の気圧配置となるため、日本海側の地域では雲が広がりやすく、天体観測は難しそうです。
また、関東や東北南部の太平洋側も夕方以降に雲が増えてくる予想で、沖縄や奄美も湿った空気の影響で雲の多い空となりそうです。
一方、東海や西日本太平洋側では晴れる予想で、月と金星を見られるところが多くなりそうです。
晴れる地域では特に冷え込みが厳しくなる予想です。観測の際は最大限の防寒で臨んでください。
月と金星の共演のあとも見逃せない天体イベントが待っています。
今夜遅くには三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」の出現がピークとなります。お正月を彩る流星群で、月明かりの邪魔がないため例年以上に好条件です。明け方に観測すれば、見られる数はふたご座流星群を上回る可能性もあります。