2024/12/29 11:21 ウェザーニュース
今日29日(日)も日本付近は冬型の気圧配置が続いています。日本海側の各地で積雪が増加していて、路面状況の悪化や吹雪による交通障害や、落雪、雪崩などに注意が必要です。
冬型の気圧配置が続いている所に気圧の谷が日本海から近づいていて、上空5500m付近で−36℃以下の大雪の目安となる寒気が東北南部まで南下しています。北海道から東北北部は沿岸部を含む広い範囲で断続的に雪が降り、東北南部から北陸、東海北部では内陸部や山沿いで雪が強まっている状況です。
10時までの6時間に降った雪の量は北海道羽幌町で21cm、岐阜県郡上市・長滝で20cm、山形県鶴岡市・櫛引で18cmを観測しました。各地の積雪は青森県青森市・酸ケ湯で334cm、山形県大蔵村・肘折で156cm、新潟県湯沢町で153cmに達しています。
気圧の谷が東に抜ける午後になると雪は次第に落ち着いてくる見込みです。ただ、雪の降りやすい状態はしばらく続きます。
27日(金)から続く冬型の気圧配置で、山沿いの多い所では100cm近い新たな雪が降りました。年末年始の休みを利用して帰省や旅行を行う場合は、雪道の運転に十分に注意をしてください。
また、市街地では落雪の危険性が高まっているため、建物の近くの歩行はできるだけ避け、除雪時は頭上にもお気をつけください。山間部では雪崩の危険性が増していますので、こちらも注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)