2024/12/14 18:10 ウェザーニュース
来週も日本列島は寒気の影響を受けやすく、北日本日本海側や本州山沿いでは積雪が増える見込みです。路面状態の悪化や視界不良などに注意してください。
北陸沿岸は長雨になるため、土砂災害などの発生に注意が必要です。
日本付近は来週も西高東低の冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側の地域では雪や雨の降りやすい状況が続きます。北日本は上空1500m付近で−6℃以下という、平地で雪の降る目安の寒気に覆われるため、平地でも雪の所が多い見込みです。
上空の気圧の谷の通過に伴って断続的に雪の降り方が強まり、積雪が増加します。路面状態の悪化や屋根など高所からの落雪に注意が必要です。雪の降り方が弱まるタイミングでこまめに除雪を行うようにしてください。
東日本や西日本日本海側も標高の高い山では雪になり、積もることがあります。峠道の走行は冬用タイヤの装着が欠かせません。特に、18日(水)〜19日(木)頃は深い気圧の谷が通過し、−6℃のラインが近畿付近まで南下する見込みです。山地だけでなく、平地でも雪の混じる可能性があります。
18日(水)頃にかけてはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が日本海で明瞭化し、停滞する可能性があります。周辺では雨雲が発達しやすく、雷や霰(あられ)、突風などを伴った強い雨に注意が必要です。
特に、JPCZに近い北陸沿岸は長雨となり、総降水量は多い所で200mmを超えるとみています。新潟県内では現在も土砂災害の危険度が高い所がありますが、そのほかの地域でも土の中の水分量が増えることで危険度が高くなるおそれがあるため、急斜面や崖など危険な場所には近づかないようにしてください。石川県能登地方も、雨が強い間の無理な復旧作業は控えた方が安心です。
19日(木)頃にかけてはJPCZが南下し、近畿北部や山陰に活発な雲がかかるとみています。昨日13日(金)深夜から今日14日(土)のように、近畿中部や中国・四国にも雲が流れ込みやすくなる見込みです。