2024/12/01 08:30 ウェザーニュース
師走を迎え、今年も残りあと1か月となった今日12月1日(日)の朝は、太平洋側を中心に冷え込みが強まりました。
5日ぶりに国内で−10℃以下を観測し、京都や奈良では今季これまでで一番の冷え込みとなりました。沖縄も寒く、真冬並みの最低気温になった所があります。
太平洋側の各地は高気圧に覆われて晴れているため、夜間に放射冷却現象が効いて熱が宇宙へ逃げたことで冷え込みが強まったと考えられます。
今朝、全国で最も冷え込んだのは北海道十勝地方の陸別町にあるアメダス陸別で、最低気温は−10.3℃でした。富士山頂を除く観測地点での集計では、5日ぶりの−10℃到達です。
各地点の今季最低気温を更新した所もあり、京都や奈良でもこの冬これまでで一番の冷え込みとなりました。
また、沖縄や奄美では各地で12月下旬〜1月並みの冷え込みとなり、一年の最も寒い時期の平年値を下回る真冬並みの寒さとなった所もありました。
▼今朝の最低気温(7時まで)
札幌 −0.6 ℃ 11月下旬並
仙台 4.9 ℃ 11月中旬並
東京 6.7 ℃ 11月下旬並
名古屋 6.0 ℃ 11月下旬並
京都 5.0 ℃ 12月上旬並<今季最低>
奈良 4.8 ℃ 12月上旬並<今季最低>
大阪 7.3 ℃ 12月上旬並
福岡 7.5 ℃ 12月上旬並
那覇 15.7 ℃ 12月下旬並<今季最低>
朝は冷え込んだところも昼間は気温が上がり、最高気温は全国的に平年並みかやや高めになる予想です。西日本では昨日よりも気温が上がって過ごしやすくなりそうです。
また、寒気の流れ込みがピークを越えたことで、今日冷え込んだ地域は明日の朝は今日ほどの冷え込みにはならない予想です。一方、日本海側の地域は天気が回復して晴れることで、この時期らしい冷え込みになりそうです。