2024/11/30 15:43 ウェザーニュース
北陸は連日の冬型の気圧配置で雨量が増加し、100〜200mmに達している所があります。土砂災害に警戒が必要です。北海道の雪は寒気の中心が東に離れたことで峠を越えました。
ここ数日は冬型の気圧配置が続いていて、日本海側は雨や雪の日が続いています。
北陸や山形県は1時間雨量が極端に強まった所こそないものの、長時間にわたって雨が断続的に降っていることで雨量が増加。15時30分までの72時間雨量は新潟県村上市・高根で207.5mmに達しました。そのほか、山形県鶴岡市・荒沢で169.5mm、石川県金沢市で146.0mmなど、広い範囲で100〜200mmの雨を観測しています。
雨量が増加したことで土砂災害の危険性が高まっていて、新潟県には土砂災害警戒情報、富山県には大雨警報が発表中です。また、石川県は26日(火)の最大震度5弱の地震の影響で地盤の緩んでいるおそれがあるため、警報が出ていなくても急な斜面など危険な所に近づかないようにしてください。
明日12月1日(日)はようやく冬型の気圧配置が弱まります。朝の時点では北海道で雪の残る所がありますが、昼頃までには収まりそうです。今日に比べると気温が上がるため、積もった雪の表面が溶けて滑りやすくなりますので、足もとには注意が必要です。
北陸はシアーライン(風の流れが変化する境界線)の影響で天気の回復が遅れ、午後も雨の残る所があります。今日までのように雨が強まる可能性は低く、夜までには止む見通しです。