2024/11/15 11:59 ウェザーニュース
週末に寒冷前線が通過したあと、週明けは冬型の気圧配置が強まって日本列島の上空に今季一番の強い寒気が南下する予想です。北海道だけでなく、東北の平野部でも雪になり積もるおそれがあります。
18日(月)は高気圧が西から張り出し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まります。上空1500m付近で−6℃以下の、平地で雪を降らせる目安の寒気は東北北部まで南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が北海道に流れ込む予想です。
寒気のピークは19日(火)朝で、−6℃のラインは東北南部〜北陸付近まで、0℃のラインは関東〜九州北部付近まで南下する見通しになっています。東北は平野部でも雪になる所が多く、初雪の便りが届きそうです。西日本の標高の高い山では初冠雪となる所があるとみています。
日本海の海面水温が平年よりも大幅に高いところに強い寒気が南下することで、地上付近と上空の温度差が大きくなります。大気の状態が不安定になって雪雲や雨雲が発達しやすくなり、北海道や東北日本海側では局地的に雪が強まる見込みです。
先週の寒気よりも強いため、北海道の平野部に加えて東北北部の平野部でも積雪の可能性があります。車での移動は冬用タイヤが必要なエリアが拡大しますので、移動の予定がある場合は早めに準備を進めてください。
等圧線の間隔が狭く、沿岸部を中心に風も強まります。吹雪による視界不良にも注意してください。