2024/11/14 08:00 ウェザーニュース
今日11月14日(木)の朝は北日本を中心に冷え込みが強まりました。
今季これまでで一番の冷え込みとなった所が多く、北海道の陸別では−9.9℃まで下がりました。盛岡では最低気温−1.1℃を観測し、今季初の冬日になっています。
北日本の上空にはこの時期ラシ寒気が流れ込んでいるほか、高気圧に覆われて晴れたため夜間に放射冷却現象が効いて、熱が宇宙へ逃げたことで冷え込みが強まったと考えられます。
今朝、全国で最も冷え込んだのは北海道十勝地方の陸別町にあるアメダス陸別で、最低気温は−9.9℃でした。全国の今季最低には及ばなかったものの、陸別では今季最低気温です。
ほかにも、各地点の今季最低気温を更新した所が多くなり、北日本の全観測地点の50%以上にのぼっています。岩手県の盛岡などでは今シーズン初めて氷点下の冷え込みになりました。
▼今朝の最低気温(8時まで)
札幌 0.8 ℃ 11月中旬並
盛岡 −1.1 ℃ 12月上旬並<今季最低>
仙台 5.2 ℃ 11月中旬並
東京 11.9 ℃ 10月下旬並
名古屋 14.0 ℃ 10月中旬並
大阪 11.9 ℃ 11月上旬並
福岡 13.6 ℃ 10月下旬並
那覇 25.4 ℃ 9月下旬並
昨晩から今朝にかけては、いくつかの気象台から「初氷」「初霜」の観測が発表されました。
▼初氷の観測
青森 平年より4日遅く、昨年より2日遅い
秋田 平年より5日早く、昨年より18日早い
▼初霜の観測
稚内 昨年より15日遅い(平年値なし)
秋田 平年より2日早く、昨年より1日早い
北日本は朝の冷え込みが強まっていますが、昼間は平年並みに気温が上がるため、朝と昼間の気温差が大きくなります。体調管理にお気を付けください。
西日本は昼間の気温が平年と比べても高くなり、九州や四国などは25℃以上の夏日の所がある予想です。