2024/11/10 08:13 ウェザーニュース
今日10日(日)の朝は沖縄本島北部で記録的な大雨となっていて、大雨災害のリスクが高まっています。
沖縄県や鹿児島県の奄美地方では今日も断続的な強雨のおそれがあります。土砂災害などの危険度が高い状態が続いているので、警戒を続けてください。
沖縄本島では今朝も湿った空気が流れ込み、北部を中心に局地的に猛烈な雨に見舞われています。沖縄県奥では6時50分までの1時間に62.0mmの非常に激しい雨を観測しました。沖縄県国頭村東部・西部付近、東村付近では120mm以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。
7時20分現在、鹿児島県与論町、沖縄県国頭村、大宜味村、東村、名護市に土砂災害警戒情報が発表されています。
沖縄本島北部では昼頃にかけて雨雲がかかり続け、激しい雨が続く見込みです。その後激しい雨は一旦落ち着くものの、18時頃にかけて湿った空気の影響を受けやすく断続的に強雨や雷雨の可能性があります。
奄美地方にも昼頃から午後にかけて活発な雨雲が接近し、雷を伴って激しい〜非常に激しい雨となるおそれがあります。
沖縄や奄美では、本州付近に中心をもつ高気圧の縁辺をまわる湿った空気が流れ込みやすくなっています。この影響で8日(金)から活発な雨雲が発生・発達を繰り返しています。
沖縄県国頭郡東村のアメダスでは7時までの48時間雨量が観測史上1位の562.0mmに到達し、経験したことのない大雨災害のリスクが高まっています。今日いっぱいは断続的に雨雲の流れ込みが続き、積算雨量はさらに増すおそれがあります。
連日の大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒が必要です。市町村から発表される避難情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。