2024/11/09 15:53 ウェザーニュース
鹿児島県奄美地方の与論町に発表されていた大雨特別警報は、今日9日(土)14時00分に警報に切り替わりました。奄美や沖縄では今夜も断続的に雨の強まる可能性があります。いったん雨が落ち着いていても、土砂災害などの危険度は当面高い状態が続くため、警戒を続けてください。
与論島では昨日8日(金)昼頃から断続的に雨が強まり、今日9日(土)8時20分までにアメダス与論島の24時間雨量は594.0mmに達しました。これは1978年(昭和53年)からの観測史上1位の記録的な大雨です。また、鹿児島県が設置した雨量計では8時30分までの24時間に813.0mmを観測しました。
午後になり激しい雨はいったん落ち着いているものの、地盤が緩んでいることにより土砂災害の危険度も高まっています。市町村から発表される避難情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。
沖縄本島地方も昨日から雨が強まり、本島北部では48時間雨量が500㎜に達している所もあります。14時までにの1時間に沖縄県本部町で20.5㎜を観測するなど、断続的に発達した雨雲が通過しています。
沖縄本島地方は中南部も含めて今夜も1時間に30㎜以上の激しい雨となるおそれがあります。引き続き、土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒が必要です。
沖縄や奄美では明日も湿った空気の影響を受けやすいため、局地的な強雨にお気をつけください。