2024/11/07 23:23 ウェザーニュース
強い寒気が南下している影響で、青森と盛岡(岩手)で初雪が観測されました。いずれも平年・昨年より早い観測で、本州の気象台ではこの冬初めての発表です。
北日本の雪は今夜遅くにはピークを越える見通しですが、朝にかけて冷え込むため路面凍結等に注意してください。
降水があれば平地でも雪になる目安とされる上空約1500mで−6℃以下の寒気が、秋田県〜岩手県付近にまで南下しています。青森では雪やみぞれ(雪まじりに降る雨)がこの冬初めて観測されたことで「初雪」となりました。
青森・盛岡の地方気象台では、測器による自動観測(気温・湿度・感雨による自動判定)となっています。
▼初雪の観測
釧路地方気象台 11月6日(水)観測
平年より1日早く、昨年より19日早い
函館地方気象台 11月7日(木)観測
平年より6日遅く、昨年より4日早い
室蘭地方気象台 11月7日(木)観測
平年より5日遅く、昨年より4日早い
青森地方気象台 11月7日(木)観測
平年より1日早く、昨年より4日早い
盛岡地方気象台 11月7日(木)観測
平年より2日早く、昨年より6日早い
今季はこれまで、10月19〜20日にいちど冬型が強まったのみで、今週が2度目の本格的な冬型となっています。札幌などでは前回の冬型のときに初雪となっていました。今週は連休明けから寒気が流れ込み始め、昨夜からはさらに寒気の南下が強まったことで、釧路、函館、室蘭の各気象台でも初雪となっていました。
寒気の南下は今夜にかけてがピークで、北日本の雪は今夜遅くまでがピークになる見通しです。朝にかけては冷え込みが強まるため、積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。車を運転される方は、冬用タイヤ・雪用ワイパーへの交換や、スノーブラシ・解氷スプレーの携行など、雪道用の装備をご準備ください。